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宇宙関連のコンセプトゾーン盛況

加工セミナーに多くの注目集まる

主催者企画「コンセプトゾーン」(=写真)が盛況だ。「NEW FRONTIER(ニュー・フロンティア)宇宙 求められる加工技術」をテーマに、最新の人工衛星やロケットに使われる2種類の部品の加工実演を披露した。

 

ゾーンAでは、宇宙ごみ(スペースデブリ)観測用の人工衛星「IDEA(イデア) OSG 1」の部品を加工。宇宙ごみの除去を目的に2013年に設立したアストロスケールと、オーエスジーと安田工業の3社が協力し、ロケットと人工衛星の結合部品の「アダプター」の加工実演を披露した。超々ジュラルミンの高精度な加工に、多くの来場者が注目した。加工を担当したオーエスジーの藤井尉仁さんは「宇宙関連で仕事をするために必要なことを多く紹介している。来場者に何かヒントになればうれしい」と話す。

 

ゾーンBでは、神奈川県茅ケ崎市に本社を置く町工場、由紀精密(大坪正人社長)がDMG森精機の複合加工機を使い、ロケットエンジン部品を加工した。耐熱合金のインコネルに直径0.3mmの細穴や直径2mmで深さ30mmの深穴加工などを実施。来場者からは加工条件などに関する質問が多く寄せられた。中には、熱心に機械の加工室をのぞき込む姿もあった。

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