「月刊生産財マーケティング」連動企画

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月刊 生産財マーケティング 連動企画 生産財マーケティング×MECT2015

VOL.04 MRJ初飛行で関心高まる今回展は航空機に注目

メカトロテックジャパン(MECT)2015では、航空機産業向けの機械がトレンドになりそうだ。航空機産業は好調に生産台数を伸ばし、今年の4~6月には三菱航空機が開発する「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の初飛行も予定されており、さらなる盛り上がりが期待される。

航空機産業に期待高まる

 今年、日本の航空機産業で目玉となるのは、三菱航空機が製造するMRJの初飛行だろう。4~6月に予定されており、一部報道では5月下旬との発表もある。MRJとは、70~90席クラスの民間旅客機で、国産初のジェット旅客機として注目を集めている。
 本誌11月号同コーナーで紹介したように、愛知県は航空機産業の集積地であり、中部地方(愛知県、岐阜県、三重県、富山県、石川県)の13年航空機・部品生産額は全国の半分以上の割合を占める。航空機産業の好調な市況やMRJの初飛行による関心の高まりから、同地方のさらなる盛り上がりが期待される。MECTはその中心地の名古屋で開催されるため、今年10月の今回展では、航空機産業向けの製品が多く出展されるだろう。

昨年10月にMRJのロールアウト式典が開催された

昨年10月にMRJのロールアウト式典が開催された


14年は1兆5542億円

 日本航空宇宙工業会が昨年11月に発表した「航空機の生産・輸出・受注額の見通し」では、昨年の航空機生産額は、1兆5541億7700万円の見通しとなった。機体部分が9553億8700万円、エンジン部分が4465億2000万円、装備品が1522億7000万円となる。国内生産額は08年のリーマン・ショックの影響で09に減少するが、以降増加傾向が続く。また輸出額をみても、同じように推移を見せる。
 しかし海外の生産額と比べれば、日本はまだ低い。12年の日本の生産額は1兆1670億円に対して、米国は12兆2300億円、フランスは4兆3700億円、英国は2兆7900億円、ドイツは2兆6600億円だった。日本では多くの企業が航空機産業へ参入する動きがある。今後、さらなる成長を促すため、多くの来場者や出展者の一堂に会し、多くの情報交流がされる展示会の活用は有効かもしれない。
 また、世界的に見ても、航空機産業は今後も伸び続ける。航空機会社大手のボーイングとエアバスの使用によると、13年の民間航空機需要は1万7740機。約20年後の32年の需要は3万5000機と予測されており、08年のリーマン・ショックのような不足な事態が起きない限り航空機産業の堅調な成長が期待される。

日本の航空機生産額

日本の航空機輸出額

(出所:日本航空宇宙工業会)

航空機部品の難削材加工

日本でも多くの部品が製造されるボーイング787(写真はいずれも提供)

日本でも多くの部品が製造されるボーイング787(写真はいずれも提供)

 近年、航空機には軽量化による燃費向上を図ったり、エンジンの燃焼効率を高めるために難削材が多く使用される。例えばボーイング787型には、従来多く使用されていたアルミ合金は2割ほどとなり、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が半分を占めるようになった。他にも機体やエンジン部分には、チタン合金やインコネルなどの難削材も使用される。
 工作機械や機器でも、航空機産業向けに対応した製品が開発されている。前回のMECT2013では、チタン合金の切削加工を提案した牧野フライス製作所の横形マシニングセンタ(MC)「a61nx」や高剛性と高剛性を両立させた安田工業の5軸制御MC「YBM 7Ti」などの航空機産業に対応した機種も展示された。安田工業のYBM 7Tiは、航空機に使用されるタービンディスクの要素形状を、特殊エンドミルを使用して加工した事例を展示した。
 昨年開催された第27回日本工作機械見本市(JIMTOF2014)では、DMG森精機やヤマザキマザック、ソディックなど切削加工だけでなく、付加製造技術の提案をする企業があった。MECT2015では、難削材加工に適した航空機向け機械だけでなく、新たな加工方法を提案する製品が期待できる。

(月刊生産財マーケティング編集部 渡部隆寛)

MECTの裏側

 MECT主催のニュースダイジェスト社は、JIMTOF2014でMECT2015出展相談コーナーを構えた。小間にはMECTに関する質問が多く寄せられ、担当者が対応。そのなかの一部を紹介する。
 

Q.どんな人が会場に来場しますか?

A.来場者の7割は、中部地区から訪れます。業種別でみると、自動車業界をはじめ、一般機械や精密機械、部品製造を行う関係者などが多く来場しています。前回13年展では、4日間で9万人を超える来場者が訪れました。

Q.MECTが他展と違う点は?

A.「技術提案型」の展示会として高い評価を受けている部分です。毎回、話題の産業や技術をテーマに、最先端の加工実演を行っています。


月刊生産財マーケティング

ニュースダイジェスト社が発行する設備財関連の専門誌。2014年で創刊50年の節目を迎えた。世界の業界情報。国内外の工作機械展レポート、最新の工業統計など資料価値も高く、業界から高い評価を得ている。

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