「月刊生産財マーケティング」連動企画

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月刊 生産財マーケティング 連動企画 生産財マーケティング×MECT2015

VOL.02 なぜMECTは好調か? 応募は史上最速ペース

メカトロテックジャパン(MECT)2015の出展募集が10月1日から始まり、わずか10日で71社195小間の申し込みがあった。出展者数は、11、13年展と上昇傾向にある。なぜMECTは盛り上がるのか。それは開催される「愛知」の地理的特性が影響している。

増小間企業目立つ

 MECT2015の出展者の申し込みは、わずか10日間で71社195小間。同期間で32社89小間だった前回展と比べ、すでに2倍近い申し込みが寄せられている。MECT事務局によると、「今回展の出展申し込みは、史上最速のペース」という。
 また、前回展と比べて出展小間を増やした企業が目立つ。71社のうち約15%の企業が増小間、なかには8から16小間と2倍に増やした企業もあった。
 13年展では満小間となり、キャンセル待ちが出るほどだった。なぜMECTの出展申し込みは好調なのか。MECT事務局が実施した前回展の出展者アンケートによると、結果について「満足」と回答したのは60%以上、「期待通り」は23%だった。そして70%以上の出展者が、「次回も出展したい」と答えた。こうした前回展の実績が、今回展への期待となり、早い段階での出展の応募や、増小間傾向につながったと考えられる。

商談につながる展示会

 MECTへの出展の申し込みが好調な理由として、「商談につながりやすい展示会」との認識が、各企業に広まりつつあることも挙げられる。商談につながる展示会とはどのようなものか。それは、設備投資に関心の高い来場者が多く集まる展示会だ。
MECTが開催される愛知県は、県内総生産額の3分の1を第二次産業が占めるほど製造業の盛んな地域だ。経済産業省が今年9月に発表した「工業統計表2013年速報」によると、輸送用機械器具(全国39.8%)、鉄鋼(同13.3%)、プラスチック製品(同12.7%)、生産用機械器具(同10.0%)などの11業種で全国1位のシェアを誇る。つまり、多くの工作機械が使用される地域でもある。
日本投資銀行の調べでは、東海三県(愛知県、岐阜県、三重県)の景気は、近年、回復基調にある。製造業での投資は、維持・更新や新製品・省力化対応などを中心に増加傾向にあるという。
設備投資に積極的な企業の集まる愛知県で展示会を開催することは、設備改善や更新、新規導入を考える人が来場する可能性が高いことを意味する。

設備投資への関心が高い

 企業の純利益を表す付加価値額が高ければ、設備投資額も増えやすい。13年、従業員10人以上の愛知県企業の付加価値額は、12兆1596億円と全国で最も高かった(工業統計表2013年速報)。
 日本政策投資銀行が発表した「地域別設備投資計画調査」によると、東海地方(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)の2014年度の製造業設備投資額は、前年度比14.4%増の1兆98億円が見込まれる。特に自動車産業は、5396億円(前年度比18.0%増)と、業種別で最も多い設備投資額が予想された。

 MECTの来場者の半数は愛知県内からだ。愛知県の地域経済をけん引する自動車産業の設備投資額の増減は、来場者数にも影響する可能性が高い。東海地方の自動車産業の設備投資額は、最も高かった1兆1933億円(08年度)に比べればまだ少ないが、確実に増加傾向にある。地域別設備投資計画調査によれば、15年度の投資計画はさらに増加する見込みだ。

3大経済圏でトップ

 設備投資への関心が高まるのは、地域産業が活発か、もしくは今後さらに好調になると見込まれるからだ。中部経済産業局が今年2月に発表したデータによると、東海圏(愛知県、岐阜県、三重県)と東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)、大阪圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)の3大経済圏を比較した場合、12年の製造品出荷額などは、東海圏が53兆7702億円、東京圏が49兆9238億円、大阪圏が36兆1598億円だった。東海圏が経済圏でトップのシェアを誇るのは06年以降、7年連続となる。
 愛知県は、製造業のなかでも輸送機械器具の割合が最も高い。特に自動車産業が好調だ。11年の自動車産業の全国製品出荷額が43兆9592億円に対して、愛知県は17兆2098億円と39.1%のシェアを占めた。また12年3月に「愛知自動車産業イノベーションプラン」を策定するなど、中堅・中小企業の部品製造関連も含めた自動車産業を支援。今後、増産が期待される電気自動車やハイブリッド車など、次世代自動車への対応にもさらに力を入れる。
 航空宇宙産業では、愛知県が11年12月に国際戦略総合特区「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」の指定を受けたことで、周辺地域に航空機や部品の生産メーカーが多く集まっている。13年の調査では、中部地方(愛知県、岐阜県、三重県、富山県、石川県)の航空機・部品生産額が、全国の51.6%と高い水準となった。
今回展は、東北から九州地方まで幅広い地域からの応募がある。工作機械の「消費地」である中部地方への期待の高さが、他地域からの出展申し込みにつながると考えられる。

設備投資実績前年度 増減率の3大経済圏比較

注:「東海」は、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県。「首都圏」は、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県。「関西」は、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県を指す。
また、2013年度は計画値。
出所:中部経済産業局「東海経済のポイント2013(3大経済圏比較)」

(月刊生産財マーケティング編集部 渡部隆寛)

MECTの裏側その2

ニュースダイジェスト社 小間

 前回展を上回るペースで出展申し込みが寄せられるMECT2015。中小企業ブースへの申し込みも寄せられているという。コンセプトゾーンや各セミナーの内容も徐々に形になりつつある。
 主催のニュースダイジェスト社は、10月30日から開催される第27回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2014)の西館1階のアトリウムに出展(WA-048)。小間内にMECT出展相談コーナーを設け、開催概要や出展申し込みについて説明する。


月刊生産財マーケティング

ニュースダイジェスト社が発行する設備財関連の専門誌。2014年で創刊50年の節目を迎えた。世界の業界情報。国内外の工作機械展レポート、最新の工業統計など資料価値も高く、業界から高い評価を得ている。

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