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高松機械が2種類のスカイビング加工を提案

焼き入れ鋼や生材を高効率で加工

高松機械工業(3A18)はスカイビング加工に特化した専用機「SKV-8」を出展し、「ハードスカイビング」と「ソフトスカイビング」と呼ばれる2種類の加工法を提案した。自動車関連のターゲットに、加工の効率化をアピールした。

 

ハードスカイビング加工とは、専用工具を使って焼き入れ鋼の表面を削り落とす加工法。通常の旋削用工具の数倍の送り速度でも、高い面品位を実現できるのが特徴。従来、焼き入れ鋼は研削で加工していた。だが、この加工法を使うことで研削工程を同機でカバーでき、生産性向上を実現できる。

 

一方、ソフトスカイビング加工は、ハードスカイビングの加工法を焼き入れ前の生材に適用したもの。同社は今年からソフトスカイビングの技術開発に本腰を入れたという。会場では、S45Cの生材に対するソフトスカイビング加工の実演を披露(=写真)。来場者の大きな注目を集めた。

 

スカイビング加工は高効率だが、切削抵抗も高い。そのため、同機には機械剛性の向上や熱変位対策などさまざまな工夫が凝らされている。

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