MECT特派員

シュンクが柔軟な協ロボシステム

パレットチェンジシステムを使えばロボットの移設が簡単にできる

シュンク・ジャパン(1D61)は協働ロボット用ハンド「Co-act(コ・アクト)グリッパー」とマシニングセンタ用のパレットチェンジシステムを使い、台湾のテックマン・ロボットの協働ロボット「TMシリーズ」を核とした自動化システムを提案した。

TMシリーズの特徴は、ビジョンセンサーが標準で搭載されていること。目印になるマークを設け、それを読み取ることで、ロボットの位置補正が簡単にできる。シュンクのパレットチェンジシステムを使ってロボットの位置を変えても柔軟に運用できる。小間では、ばらばらに並べられたサイコロを、正しい位置と順番に並べ変えるデモを披露した。

事務局

25日の開館時間は1時間長く!

夕方以降も来場者が会場に

会期3日目の25日は、通常よりも1時間遅い18時に閉館しました。業務を終えた作業者が、夕方から来場する姿も見られました。

事務局

CZでスペシャルトークセッション開催しました

メカトロテックジャパン 2019 10月25日 主催者企画展示(コンセプトゾーン)特別セミナー

1号館のコンセプトゾーン(CZ)で特別セミナー「ロボットで描く生産現場の近未来」を開催しました。デンソーウェーブロボット事業部製品企画室の澤田洋祐室長とベッコフオートメーションの川野俊充社長を登壇者として招きました。

2人の掛け合いに、多くの来場者が足を止め、耳を傾けました。

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【初出展者の声】ハトの被害は4段階

ハトの絵が象徴的な同社の小間

初出展した企業には特徴ある会社も多い。日本鳩対策センター(1C10)は、文字通りハトの侵入で工場などへの被害を防ぐ製品を扱う。ハトの被害レベルは四段階ある。第一段階は、屋根の端やベランダの欄干に止まる状態。第二段階では、仲間との待機場所に使う。第三段階では物かげを寝床にし、定住し始める。第四段階では営巣し、子どもをつくる。

担当者は「最終段階になると、帰巣本能に優れた鳩はなかなか出ていかない。早期の対策が要る」と訴える。電気ショックを与える製品など、同社では各段階に合わせた対策製品をそろえる。

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【面白いサンプルワーク】和の美しさ前面に

ゼネテック(3D11)は、「愛」の文字を付けたかぶとのサンプルワークを展示した。同社のCAD/CAMシステム「Mastercam」で設計し、部品加工会社が加工を担った。加工には、三井精機工業の5軸制御立形マシニングセンタ「Vertex550-5X」を使用。かぶとの隣には、桜の花びらをあしらったげたのサンプルワークも展示し、和の美しさを打ち出した。

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【AM】反りの少ないAMワークサンプル

一般的な工法で作ったワーク(=写真上)とSRT工法で作ったワーク。下は反りによる隙間がなく、後ろに光源を置いても光が見えない

ソディック(3D15)は、金属積層造形(AM)で作った、反りのないワークを展示した。同社が開発したストレス・リリーフ・テクノロジー(SRT)工法により、作成したもの。AMのワークには、造形後の冷却時に残留熱応力による反りが発生しやすいが、特殊な熱処理をすることで反りを抑えた。

担当者は「AMのワークで反りがなくなると、より最終形状に近い形で造形でき、後工程の切削加工が簡単になる」と話す。

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【工具】難削材の溝入れに新提案

チタン加工用の溝入れインサート「システム224」

 ドイツの溝入れ工具メーカー、ホーン(2B16)は先月ドイツで開催された「EMOハノーバー」で発表した新製品を紹介する。特に注目はチタン加工用のインサート「システム224」だ。航空機のジェットエンジン部品や医療用ボーンスクリューの加工に向く。チタン以外の耐熱合金の加工にも使えるという。日本での総代理店であるIZUSHIの永岡衛HORNプロダクトマネージャーは「インサートのクランプ方式など独自技術で圧倒的なクランプ剛性を実現している」と自信を見せる。

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【活躍する女性説明員】誰にでも伝わるように アクア・ジェイ

ジェイピーシー(1A51)と共同出展するアクア・ジェイの営業技術部の木下唯さんは、ロボット搬送機の説明をする。ラグビー日本代表の衣装でボールを運ぶロボットに多くの来場者が足を止める。「どんな方も理解できるように、専門用語を使わず簡単な言葉で説明することを心がける」と笑顔で話す。

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NEV対応を打ち出す

ブースに電気自動車の実車を持ち込んだ

ドイツBMWの電気自動車(EV)「i3」を小間に持ち込んだドイツの測定機器メーカー、カールツァイス(2D14)は、EVなどの新エネルギー車(NEV)対応の測定ソリューションをそろえ、アピールする。NEVの要素部品であるバッテリー、パワーエレクトロニクス、モーター、トランスミッションの4つに対し、デジタルマイクロスコープ、X線CT装置、非接触式3次元測定システム、マルチセンサー式3次元測定機それぞれの最適な提案を用意した。

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業界初、ブルーレーザー搭載

工作機械用の非接触式工具測定システム「NC4+Blue」

英国の測定機器メーカー、レニショー(2D12)は工作機械用の非接触式工具測定システム「NC4+Blue」を国内市場で初披露した。業界で初めてブルーレーザーを搭載した製品。同システムにはレッドレーザーを使うのが一般的だが、より波長が短いブルーレーザーの採用で、 光の波動が障害物の背後に回り込む 回折(かいせつ)の影響を抑えられる。測定のばらつきが少なく、小径工具にも対応する。より精密な測定へのニーズに応えるという。