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【IoT、AI】本社ショールームの機械とつないで実演 ヤマザキマザック

マザック・アイコネクトをPRした

 ヤマザキマザック(3A02)は、モノのインターネット(IoT)を駆使した総合サービス「Mazak iCONNECT(マザック・アイコネクト)」を展示した。マザック製品の稼働状況の可視化や、NCデータのバックアップなどの各種サービスをクラウド上で提供する。動画マニュアルやマザックのサービス担当者とのチャット機能なども用意する。

 初年度は年37万6000円で、2年目以降は年9万8000円から。大掛かりな投資をすることなく、スモールスタートでIoT関連のサービスを受けられるのが特徴だ。小間では愛知県大口町の本社ショールーム「中部テクノロジーセンタ」の展示機を実際につなぎ、サービス内容を来場者に紹介している。

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ブラザーが工程集約と省人化を提案

スピーディオM200X3とBV7-870を組み合わせた自動化システム

ブラザー工業(3D22)は、小型複合加工機「SPEEDIO(スピーディオ) M200X3」を国内で初めて披露した。ワークの着脱に特化した4軸のローディングシステム「BV7-870」と組み合わせ、一つの自動化システムとして展示した。

柳克也産業機器営業部長は「M200X3はミーリングと旋削を集約しており、1台で加工を完結できるため、ローディングシステムと相性がよい。工程集約と省人化を実現できる」と強調する。

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ロボットが工具を運ぶ 人を避ける

牧野フライス製作所(3A20)は、ファナック製の協働ロボットを自社開発の自動搬送車(AGV)に搭載した「iAssist(アシスト)」を展示。人や障害物を避けながら工具の付いたツールホルダーを運搬し、工作機械のツールパレットや工具測定器に取り付ける。周囲の人や障害物をセンサーで感知し、走行する経路を自律的に再構築する。

担当者は「ワークの搬送は当然だが、工作機械や測定器まで工具やツールホルダーを運ぶのも単純作業で省人化すべき」とアピールする。

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アサ電子がエアシリンダー向けセンサー

ACHシリーズをFA装置メーカーに提案する

カップリングやセンサーなどを製造、販売するアサ電子工業(1C14)は、エアシリンダー用の磁気近接センサー「ACHシリーズ」を提案する。ACHシリーズは、同社の磁気検知のコア技術をエアシリンダー向けに応用したもので、0.1mm単位の高い精度でシリンダーを制御できるのが特徴。「FA装置メーカーに対し、MECTを通じて認知度を高めたい」と営業担当者は強調する。

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【初出展者の意気込み】小型MCの改良機を披露 ベッコフオートメーション

参考出展した小型MC「SCB-1.1」

ドイツの制御機器メーカー、ベッコフオートメーション(1A23)は、 PCベースのオープンな制御システムを使った 小型マシニングセンタ「SCB-1.1」を参考出展した。昨年のJIMTOF2018で披露した「SCB-1」の改良機で、今回は「3Dソフトウェアツール」と呼ばれる機能を追加した。加工中の刃先の位置や速度などのデータを ほぼリアルタイムで 3次元CADモデルに反映でき、これらのデータを人が直感的に把握できるようにした。

日本法人の川野俊充社長は「制御機器メーカーとしてのわが社をPRするのに、MECTは絶好の環境」と話す。

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【活躍する女性説明員】ワーク着脱の確認を簡単に イマオコーポレーション

イマオコーポレーション(1C64)の技術開発課の高井亜紀さんは、磁気センサーを使ってワークが着脱されているかを確認できる「エアダウンクランプ(センサー対応)」の組み立てに携わった。ワークがちゃんとクランプできていれば、緑のランプが点灯する。「磁力が弱いとセンサーが感知しづらく光が弱くなる。これを改善するのに試行錯誤した」と話す。同製品は参考出展で、来年2月に発売する。

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【活躍する女性説明員】自動化システムの設計に携わる 中村留精密工業

中村留精密工業(3D08)の自動化技術部に所属する堀井綾香さんは、タレット型複合加工機「SC-100」とファナック製の協働ロボット、ワークストッカーを組み合わせた自動化システムの設計に携わった。最大の特徴は、機械とロボットの間で配線や配管を効率的に接続できる、新開発の「ワンタッチ・ドッキング・システム」。自動化システムを構築するうえで手間がかかる配線や配管の取り回しを効率化し、簡単に自動化システムを立ち上げられる。堀井さんは「初めてのことで、一から作り上げるのが大変だった」と話す。

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MECT2019で最大の機械

メカトロテックジャパン2019東芝機械

東芝機械(3A03)の「高速5軸門形型彫盤 MP-2618」は、今回展で最大サイズの機械だ。3号館の1号館寄りの入口すぐにあり、その迫力が目を引く。同機はワークの最大積載量が15tの5軸マシニングセンタで、ダイカストやプレスの金型加工が主なターゲット。「5軸のため大物金型のゲートや冷却穴などをワンチャッキング加工でき、大幅な工程集約が図れる」と担当者は語り、自動車関連の金型メーカーにメリットをアピールする。

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碌々産業、イワタツール岩田社長をアーティストに認定

碌々産業の海藤満社長(左)とイワタツールの岩田昌尚社長(右)

碌々産業(3C08)は5月9日、イワタツール(2B13)の岩田昌尚社長を、微細加工に関わる独自の認定制度「エキスパート・マシニング・アーティスト」に認定し、会期2日目に自社小間で表彰式を開いた。岩田社長は「わが社が微細加工向けの小径工具を開発するようになったのは、碌々産業がきっかけ。その碌々産業から評価されるのはうれしい」とコメントした。

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ブルームが画期的な工具測定

プレゼンに大勢の来場者が興味を示す

 ブルーム-ノボテスト(2C25)はレーザー工具測定システム「LC50-DIGILOG(デジログ)」と解析用ソフトウエア「LC-Vision(ビジョン)」を展示し、画期的な工具測定ソリューションを提案した。

 デジログとは、デジタル信号とアナログ信号を融合した同社独自の技術。この技術を取り入れたLC50-デジログは、工具径や工具長だけではなく刃先の振れも測定できるのが最大の特徴だ。また、LC-ビジョンは測定データを可視化して解析するソフトで、刃先形状のモニタリングなどを実現する。小間では定期的にプレゼンテーションし、大勢の来場者の関心を集めた。