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「3次元測定機+ロボ」で東京精密が省力化を提案

3次元測定機とロボットを組み合わせた

 東京精密(2D16)は3次元測定機と産業用ロボットの組み合わせを提案する。耐環境性が非常に高く現場で使いやすいカールツァイス製「DuraMax(デュラマックス)HTG」と川崎重工業の協働ロボットの組み合わせや、高精度3次元座標測定機「XYZAX AXCEL(ザイザックスアクセル)」とファナックのロボットによる自動測定システムなどを展示する。

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NEV対応を打ち出す

ブースに電気自動車の実車を持ち込んだ

ドイツBMWの電気自動車(EV)「i3」を小間に持ち込んだドイツの測定機器メーカー、カールツァイス(2D14)は、EVなどの新エネルギー車(NEV)対応の測定ソリューションをそろえ、アピールする。NEVの要素部品であるバッテリー、パワーエレクトロニクス、モーター、トランスミッションの4つに対し、デジタルマイクロスコープ、X線CT装置、非接触式3次元測定システム、マルチセンサー式3次元測定機それぞれの最適な提案を用意した。

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業界初、ブルーレーザー搭載

工作機械用の非接触式工具測定システム「NC4+Blue」

英国の測定機器メーカー、レニショー(2D12)は工作機械用の非接触式工具測定システム「NC4+Blue」を国内市場で初披露した。業界で初めてブルーレーザーを搭載した製品。同システムにはレッドレーザーを使うのが一般的だが、より波長が短いブルーレーザーの採用で、 光の波動が障害物の背後に回り込む 回折(かいせつ)の影響を抑えられる。測定のばらつきが少なく、小径工具にも対応する。より精密な測定へのニーズに応えるという。

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ねじ検査は協働ロボットで サンゲン

サンゲンの小間にあるねじ穴検査のロボットシステム

 サンゲン(1B33)の小間では、協働ロボットでねじ穴を検査する自動化システムを見ることができる。自社が国内総代理店を務める米国NEW VISTA (ニュービスタ)のねじ検査ユニットと、デンマークのユニバーサルロボット製のロボットを組み合わせた。

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第一測範製作所、ゲージ検査はロボットで

第一測範製作所 が展示するロボットシステム

第一測範製作所(2C20)は製品の自動検査を実演する。ツールチェンジャーを搭載したロボットで、ねじゲージや栓ゲージ、空気マイクロメーターなどを次々に持ち替え、さまざまな穴やねじ穴などを検査する。

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アサ電子がエアシリンダー向けセンサー

ACHシリーズをFA装置メーカーに提案する

カップリングやセンサーなどを製造、販売するアサ電子工業(1C14)は、エアシリンダー用の磁気近接センサー「ACHシリーズ」を提案する。ACHシリーズは、同社の磁気検知のコア技術をエアシリンダー向けに応用したもので、0.1mm単位の高い精度でシリンダーを制御できるのが特徴。「FA装置メーカーに対し、MECTを通じて認知度を高めたい」と営業担当者は強調する。

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ブルームが画期的な工具測定

プレゼンに大勢の来場者が興味を示す

 ブルーム-ノボテスト(2C25)はレーザー工具測定システム「LC50-DIGILOG(デジログ)」と解析用ソフトウエア「LC-Vision(ビジョン)」を展示し、画期的な工具測定ソリューションを提案した。

 デジログとは、デジタル信号とアナログ信号を融合した同社独自の技術。この技術を取り入れたLC50-デジログは、工具径や工具長だけではなく刃先の振れも測定できるのが最大の特徴だ。また、LC-ビジョンは測定データを可視化して解析するソフトで、刃先形状のモニタリングなどを実現する。小間では定期的にプレゼンテーションし、大勢の来場者の関心を集めた。

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いかにデータを集めるか

計測用データ処理ユニット「クアドラチェック3000シリーズ」

交流センターから2号館に入ってすぐのハイデンハイン(2C23)では、計測用データ処理ユニット「クアドラチェック3000シリーズ」と顕微鏡測定機を組み合わせてデモを披露。測定結果をグラフィカルに表示し、測定作業の自動化プログラムや測定レポートを簡単に作成できる。さまざまなオプションも用意し、高機能化も図れる。

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搬入作業が本格化

工具メーカーや測定機器メーカーが中心の2号館は、昨日から搬入作業が始まった。週が明けた今日から搬入は本格化。MECT本番に向け、装飾を担当する会社や出展企業が続々と館内に入り、準備に取りかかる。