【IoT、AI】似た図面を一発表示
三栄商事(1A22)は、図面を読み込ませるとクラウド上の類似図面を表示する「blue assistant(ブルーアシスタント)」を出展。画像認識技術と人工知能(AI)を組み合わせており、図面をたくさん読み込ませたり、類似図面ではないものをワンクリックで除外したりすることで精度を高めることができる。類似図面から見積もり額や使ったジグ、加工機械などの実績を参照でき、作業の効率化に役立つ。
三栄商事(1A22)は、図面を読み込ませるとクラウド上の類似図面を表示する「blue assistant(ブルーアシスタント)」を出展。画像認識技術と人工知能(AI)を組み合わせており、図面をたくさん読み込ませたり、類似図面ではないものをワンクリックで除外したりすることで精度を高めることができる。類似図面から見積もり額や使ったジグ、加工機械などの実績を参照でき、作業の効率化に役立つ。
ドイツの制御機器メーカー、ベッコフオートメーション(1A23)は、 PCベースのオープンな制御システムを使った 小型マシニングセンタ「SCB-1.1」を参考出展した。昨年のJIMTOF2018で披露した「SCB-1」の改良機で、今回は「3Dソフトウェアツール」と呼ばれる機能を追加した。加工中の刃先の位置や速度などのデータを ほぼリアルタイムで 3次元CADモデルに反映でき、これらのデータを人が直感的に把握できるようにした。
日本法人の川野俊充社長は「制御機器メーカーとしてのわが社をPRするのに、MECTは絶好の環境」と話す。
ブルーム-ノボテスト(2C25)はレーザー工具測定システム「LC50-DIGILOG(デジログ)」と解析用ソフトウエア「LC-Vision(ビジョン)」を展示し、画期的な工具測定ソリューションを提案した。
デジログとは、デジタル信号とアナログ信号を融合した同社独自の技術。この技術を取り入れたLC50-デジログは、工具径や工具長だけではなく刃先の振れも測定できるのが最大の特徴だ。また、LC-ビジョンは測定データを可視化して解析するソフトで、刃先形状のモニタリングなどを実現する。小間では定期的にプレゼンテーションし、大勢の来場者の関心を集めた。
倉敷機械(3C01)は会期2日目、「難削材の深彫り加工機が進化する」と題したワークショップを開いた。横形マシニングセンタ「KZM-14R」やガンドリルマシンの「KGDシリーズ」「KGMシリーズ」の特徴を紹介した。
KZM-14Rには高トルクな主軸を搭載しており、金型の深穴加工や深彫り加工だけではなく、荒加工から仕上げ加工まで1台で対応できる。同社の小間にも実機を展示している。
ジェービーエムエンジニアリング(3B10)は、付加製造(AM)技術向けのCAM「ADDITIVE MASTER LUNA(アディティブ・マスター・ルナ)」を提案する。工作機械メーカーや工具メーカーなどと協力して作製したサンプルワークを展示。円筒ワークの円周上に異なる素材を積層した。
「日本製造業の引き算(切削加工)は世界トップだと思う。そこに足し算(AM)を加えることで、これまであきらめていたワーク形状の加工を実現させたい」と前田弥生エンジニアリング営業部長は話す。