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【IoT、AI】穴の中の欠陥を自動検査

判定結果はすぐに右上のモニターに表示される

シグマ(1B58)は、穴の内部にレーザーを照射し、人工知能(AI)で傷などの欠陥を判定する「穴ライザー」を出展する。欠陥と判定するしきい値や、欠陥発生の時間などの傾向をAIで判定する。深さ100mmの穴を約5秒で検査でき、自動車メーカーの量産ラインで採用実績がある。

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【IoT、AI】似た図面を一発表示

AIを組み合わせたブルーアシスタントを紹介

三栄商事(1A22)は、図面を読み込ませるとクラウド上の類似図面を表示する「blue assistant(ブルーアシスタント)」を出展。画像認識技術と人工知能(AI)を組み合わせており、図面をたくさん読み込ませたり、類似図面ではないものをワンクリックで除外したりすることで精度を高めることができる。類似図面から見積もり額や使ったジグ、加工機械などの実績を参照でき、作業の効率化に役立つ。

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【IoT、AI】本社ショールームの機械とつないで実演 ヤマザキマザック

マザック・アイコネクトをPRした

 ヤマザキマザック(3A02)は、モノのインターネット(IoT)を駆使した総合サービス「Mazak iCONNECT(マザック・アイコネクト)」を展示した。マザック製品の稼働状況の可視化や、NCデータのバックアップなどの各種サービスをクラウド上で提供する。動画マニュアルやマザックのサービス担当者とのチャット機能なども用意する。

 初年度は年37万6000円で、2年目以降は年9万8000円から。大掛かりな投資をすることなく、スモールスタートでIoT関連のサービスを受けられるのが特徴だ。小間では愛知県大口町の本社ショールーム「中部テクノロジーセンタ」の展示機を実際につなぎ、サービス内容を来場者に紹介している。

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海外から大物も続々と

サンドビック・コロマントカンパニ―のナディーン社長(左)とエドアルド上級副社長

海外メーカーの幹部も続々と会場入りしている。スウェーデンの切削工具メーカー・サンドビック(2A06)の超硬工具部門コロマントカンパニーのナディーン・クラウベルス社長と、グローバルセールス担当のエドアルド・マーティン上級副社長がそろって来日し、MECT公式メディアの単独インタビューに応じた。
  ナディーン社長は「サスティナビリティー(持続可能性)とICT(情報通信技術)を重視の経営で、顧客へのサービスを追求する」と語った。
 エドアルド上級副社長は「日本の、特に中部地区の市場は工具メーカーとしても重視しており、製造業のソリューションプロバイダーとして(日本のモノのインターネット〈IoT〉に相当する)ソサエティー5.0に貢献したい」と抱負を述べた。

インタビューの詳細は月刊生産財マーケティング12月号に掲載。

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会場速報予告【IoTとAI】

モノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)関連の提案をする企業が多く現れた。

では具体的に、どんなことができるのか?

会場内で展示される製品や機器を公式メディア編集部が取り上げる。