ブラザーが工程集約と省人化を提案
ブラザー工業(3D22)は、小型複合加工機「SPEEDIO(スピーディオ) M200X3」を国内で初めて披露した。ワークの着脱に特化した4軸のローディングシステム「BV7-870」と組み合わせ、一つの自動化システムとして展示した。
柳克也産業機器営業部長は「M200X3はミーリングと旋削を集約しており、1台で加工を完結できるため、ローディングシステムと相性がよい。工程集約と省人化を実現できる」と強調する。
ブラザー工業(3D22)は、小型複合加工機「SPEEDIO(スピーディオ) M200X3」を国内で初めて披露した。ワークの着脱に特化した4軸のローディングシステム「BV7-870」と組み合わせ、一つの自動化システムとして展示した。
柳克也産業機器営業部長は「M200X3はミーリングと旋削を集約しており、1台で加工を完結できるため、ローディングシステムと相性がよい。工程集約と省人化を実現できる」と強調する。
第一測範製作所(2C20)は製品の自動検査を実演する。ツールチェンジャーを搭載したロボットで、ねじゲージや栓ゲージ、空気マイクロメーターなどを次々に持ち替え、さまざまな穴やねじ穴などを検査する。
コンセプトゾーンCゾーンでは、ファナックの協働ロボットが作業者と一緒に組み立て作業をする。
重さ20kgのロボットアームの組み立て工程で、協働ロボットがアーム部分やパネルの搬送作業を担う。作業者への負担を軽減できる解決策として提案。協働ロボットの活用方法をファナックが紹介する。
牧野フライス製作所(3A20)は、ファナック製の協働ロボットを自社開発の自動搬送車(AGV)に搭載した「iAssist(アシスト)」を展示。人や障害物を避けながら工具の付いたツールホルダーを運搬し、工作機械のツールパレットや工具測定器に取り付ける。周囲の人や障害物をセンサーで感知し、走行する経路を自律的に再構築する。
担当者は「ワークの搬送は当然だが、工作機械や測定器まで工具やツールホルダーを運ぶのも単純作業で省人化すべき」とアピールする。
テクノ21グループ(1C49)は、独自の産業用ロボットや各種専用機を製造する装置メーカーだ。会場では自社製ロボットを生かした受託組み立てサービスをアピールする。「わが社の工場に並ぶロボットが組み立てるので、自社でのロボット運用に不安がある企業などに利用してもらえれば」と加藤佐千雄SPグループマネジャーは話す。
北川鉄工所(1B63)は、つかんだ瞬間にワーク寸法を測定できるロボットハンドを提案する。外径だけでなく内径や真円度も測定できる。「人がノギスなどで測るよりも高精度。測定精度、製品の薄さ、把持力のいずれも高い水準で満たせるのは、工作機械用チャックで長年のノウハウがあるわが社ならでは」と吉川公博営業推進室長は自信を見せる。
カップリングやセンサーなどを製造、販売するアサ電子工業(1C14)は、エアシリンダー用の磁気近接センサー「ACHシリーズ」を提案する。ACHシリーズは、同社の磁気検知のコア技術をエアシリンダー向けに応用したもので、0.1mm単位の高い精度でシリンダーを制御できるのが特徴。「FA装置メーカーに対し、MECTを通じて認知度を高めたい」と営業担当者は強調する。
ドイツの制御機器メーカー、ベッコフオートメーション(1A23)は、 PCベースのオープンな制御システムを使った 小型マシニングセンタ「SCB-1.1」を参考出展した。昨年のJIMTOF2018で披露した「SCB-1」の改良機で、今回は「3Dソフトウェアツール」と呼ばれる機能を追加した。加工中の刃先の位置や速度などのデータを ほぼリアルタイムで 3次元CADモデルに反映でき、これらのデータを人が直感的に把握できるようにした。
日本法人の川野俊充社長は「制御機器メーカーとしてのわが社をPRするのに、MECTは絶好の環境」と話す。
本日の「ロボット」セミナーは交流センター3階会議ホールで開催します。
・13:00~14:00 ABB「Our Mission in Japan:ロボットの可能性を広げるユニークな活動および導入事例」
・14:20~15:20 FA・ロボットシステムインテグレータ協会「2019年のFA・ロボットシステムインテグレータ協会の取り組みとロボット社会実装」
中部部品加工協会(中部協、1C01)がアピールするのは、組織全体でのワンストップ生産だ。中部の加工メーカーが100社以上集まる中部協は、部品加工だけでなくシステム構築、熱処理などさまざまな企業がそろう。 「協会のどの企業に注文が入っても、組織全体でトータルソリューションを提供できる体制を整えている」と中部協の村井正輝代表理事は強調する。