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微粒子ショットピーニング

弊社では微粒子ショットピーニングWPC処理・PIP処理を行っている。自動車、工作機械関連の各種機能性を向上させることはもとより、その生産過程で使用される切削工具や金型で発生する体質の改善を目的とした表面改質技術である。WPC処理は従来の工法よりも非常に細かい特殊な粒子を用いた微粒子ショットピーニングである。ピーニング効果による表面硬度向上や応力付与を狙うだけでなく、表面上に摺動性や材料の流れ性、金型の離型性向上など目的に応じた最適な凹凸を形成することで、機能性を向上させる技術である。また、この技術は母材表面そのものを改質する技術の為、被膜を持たず剥がれの恐れがないことが特徴だ。PIP処理はWPC処理の応用技術である。WPC処理同様に微粒子によるショットピーニングを施すが、微粒子の持つ成分を母材表面上に被膜として形成させる技術だ。近年では樹脂金型に対して離型・腐食・摩耗といった諸問題が増加傾向にある。これに対しての微粒子をショットすることで、これらの問題の改善がなされることが確認された。このWPC処理・PIP処理は自動車、工作機械、金型関連のほか食品機械関連にも適応されている。