製作にAMを活用
より自由に工具設計できる
コメートグループ(東京都武蔵野市、春原守利社長、2A02)は、付加製造(AM)技術を使い製作したPCD(多結晶ダイヤモンド)工具(=写真)を出展した。主にアルミ製のエンジン部品の加工などに使う。
カッターボディーが鋼で、PCD製インサートをろう付けしている。切れ刃部分をAM技術で製作しており、高い自由度で造形できるため、形状やクーラント穴の最適化が追求でき、機能的に不必要な部分を減らせることによる軽量化も図れる。
コメートはドイツの工具メーカーで、100年以上の歴史を持つが、日本市場では例えばマシニングセンタ(MC)で輪郭加工を可能にするU軸システムなどを中心に手掛けてきた。2015年から日本市場でも切削工具を販売している。
【10月20日, 11時00分52秒 】