1987年にスタートした工作機械見本市で、西暦奇数年の秋に名古屋市のポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催しています。奇数年の工作機械展としては、国内最大規模。通算16回目の2017年展では、457社・団体(1,933小間)が参加、約9万人が来場しました。
MECTを開催する中部地区は、トヨタ自動車、ホンダ、三菱自動車、スズキなどの自動車メーカーのほか、デンソーやアイシン精機をはじめとする自動車部品メーカーの一大集積地。さらに政府が次世代産業の重要な一角として位置付ける航空機産業の中心地でもあります。そうした市場に向けて直接、最新製品や技術をアピールできます。
2015年展には9万4,124人、17年展には9万2,305人が来場しました。愛知県機械工具商業協同組合と連携し、顧客ネットワークから積極的に動員する仕組みを整えています。また、土曜日に開催することで、平日の来場が難しい、中小企業の方々が増えるのも大きな魅力です。受注に直結する商談はもちろん、情報収集にも役立ちます。
MECTでは毎回、加工技術にまつわる最新トピックスに焦点を合わせ、会場内の主催者特別展示コーナー「コンセプトゾーン」で加工実演しています。2015年は「最新マグネシウム」、2017年は「宇宙」をテーマに実施しました。生の最新加工技術に触れることで、仕事に役立つ新たなものづくりのヒントを見つけることができます。
愛知県機械工具商業協同組合の会員会社と連携し、それぞれの顧客ネットワークから積極的に動員する仕組みを整えています。また、特別協賛の全日本機械工具商連合会と協力することで、全国規模での動員強化に取り組んでいます。
時の人、旬の話題をシンポジウムやセミナーで来場者に発信しています。これまでも、中部地域におけるものづくりの特徴である自動車産業、航空・宇宙産業を中心に、産学官を代表するキーパーソンに参画いただきました。また、各社の最新技術を発表する場としてテクニカルワークショップのスペースを設けています。出展者と一体となって問題解決の場を作り上げます。
MECT 2007 |
MECT 2009 |
MECT 2011 |
MECT 2013 |
MECT 2015 |
MECT 2017 |
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出展者数 | 377 | 349 | 365 | 464 | 444 | 457 |
出展小間数 | 1,953 | 1,178 | 1,490 | 1,747 | 1,915 | 1,933 |
会期 | 10/17~ 10/20 |
10/14~ 10/17 |
9/29~ 10/2 |
10/23~ 10/26 |
10/21~ 10/24 |
10/18~ 10/21 |
来場者数 | 93,872 | 90,920 | 83,057 | 93,741 | 94,124 | 92,305 |
各方面から多くの来場者を動員するため、広報宣伝にも力を入れています。前回展では、DMを50万部以上配布。広告は、新聞、雑誌、電車内、中部圏主要駅のほか、会期直前にはテレビ、ラジオCMも実施しています。
テレビ・ラジオ | 東海テレビ、CBC、メーテレ、中京テレビ、テレビ愛知など |
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新聞・雑誌 | 日本経済新聞、日経産業新聞、中日新聞、日刊工業新聞、中部経済新聞、金型しんぶん、日本産機新聞、商経機械新聞、ものづくり新聞、日本物流新聞、流通機工新聞、中部機工新聞、名古屋機工新聞、月刊生産財マーケティング、日経ものづくり、ツールエンジニアなど |
鉄道 | JR、名古屋鉄道、名古屋市営地下鉄、あおなみ線、愛知環状鉄道、JR名古屋駅コンコース、金山駅総合エスカレーター、各鉄道会社主要駅など |
Webサイト | 各種報道系サイトなど |
自動車産業が集積する愛知県三河地区からの来場を強化するため、JR刈谷駅から25分間隔で無料シャトルバスを運行しています。
本展では、全国の大学院、大学、高専に働きかけ次世代を担う学生を積極的に動員しています。会期中には、本展示会を特別協賛する日本工作機械工業会とともに学生向けのセミナー「工作機械トップセミナー」を開催し、製造業の魅力を学生に伝える取り組みを支援しています。