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【面白いサンプルワーク】和の美しさ前面に

ゼネテック(3D11)は、「愛」の文字を付けたかぶとのサンプルワークを展示した。同社のCAD/CAMシステム「Mastercam」で設計し、部品加工会社が加工を担った。加工には、三井精機工業の5軸制御立形マシニングセンタ「Vertex550-5X」を使用。かぶとの隣には、桜の花びらをあしらったげたのサンプルワークも展示し、和の美しさを打ち出した。

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【AM】金属3Dプリンターならではの形状

 DMG森精機(3C25)は、金属3Dプリンター「LASERTEC (レーザーテック)12 SLM」を出展する。材料となる粉末を一層ずつ敷き、レーザーで任意の部分を溶融させて造形するパウダーベッド方式を採用した機種。

 ブースでは金属3Dプリンターを使ったサンプルワークを数多く展示する。写真は同社の金属3Dプリンターを使う東金属産業(静岡県沼津市、田中健太郎社長)が提供したサンプルワークで、金属3Dプリンターの長所を最大限に生かした複雑な形状だ。

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【AM】顧客企業のワーク紹介で加工イメージ膨らませる

顧客企業のサンプルワークに来場者が見入る

松浦機械製作所(3B23)は切削機能のついたハイブリッド金属3Dプリンター「LUMEX Avance(ルーメックス・アバンセ)-25」を展示する。

同機はすでに金型メーカーなどへの導入実績を持っており、今回展ではユーザー企業が製造したワークを展示するコーナー「ユーザーコラボレーション」を設置。AM機の可能性を来場者に示し、加工のイメージがより膨らむように工夫を凝らす。

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【面白いサンプルワーク】切削だけで卵を再現!

岩間工業所(1C41)は、複数の珍しいサンプルワークを展示した。最も目を引いたのは、アクリル樹脂製の卵型サンプルワーク。モデリングマシン「MM400Lite」を使って、切削だけで本物の卵のような滑らかな表面を再現した。その他には、チタンやアルミニウム合金製のスマートフォンケースや、自動車のギア操作をするシフトノブなどを展示し、来場者を引きつけた。

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【面白いサンプルワーク】「令和」をAM技術で造形

東芝機械(3A03)は、付加製造(AM)技術で「令和」の文字を浮き彫りにしたサンプルワークを展示した。今年4月1日に菅義偉官房長官が新元号を発表した際に掲げた墨書を見事に再現。3Dプリンター試作機の「ZKシリーズ」を使い、加工時間5時間で仕上げた。令和の始まりを象徴するシーンを感じられる。