MECT特派員

スラッジ検知用のセンサーを開発

センサーを容器上部に付けるとクーラントが濁っていても後ろのランプが点灯しない(=写真左)が、下部に付けると堆積したスラッジに反応し、ランプが点灯する

ろ過装置メーカーのindustria(インダストリア、1B11)はMECT2019で、クーラント内のスラッジの堆積を検知するセンサーを発表した。このセンサーと主力製品のろ過装置「フィルスター」を組み合わせると、タンク清掃のほぼ要らないクーラントタンクを作れる。このコンセプトを具現した、ごみの排出を自動化したタンクも展示する。

担当者は「わが社の顧客は金属加工に限らず幅広い。このセンサーは、クーラントが油性でも水性でも、スラッジが金属でも樹脂でもセラミックスでも反応する。開発には相当苦労した」と話す。

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黒田精工が「アッパーミドル」市場に攻勢

精密成形平面研削盤「GS-30Vs」

黒田精工(1C71)は精密成形平面研削盤「GS-30Vs」を展示した。省スペースや低消費電力などの環境性能や、タッチパネル式の操作盤をはじめとした使いやすさ、カスタマイズ性のよさの3つを特徴に持つ。舩木信裕第1営業部長は「ミドルレンジの中でも上位層に当たる『アッパーミドル』の市場に攻勢をかける」と強調する。