NIC、ロボットモジュールで生産ライン提案
エヌアイシ・オートテック(1A43)は、小型ロボット用アルミ架台「アルファ・キット-Rシリーズ」を使ったロボットシステムを組み合わせ、ワークの面取りからエアブロー、洗浄、搬送、組み付け、画像検査、整列の一連の工程の自動化を提案する。「アルファ・キットで設備をモジュール化すれば設計の手間を軽減でき、設備の組み換えなども柔軟にできる」(明元賢登愛知事業所副所長)とアピールする。
エヌアイシ・オートテック(1A43)は、小型ロボット用アルミ架台「アルファ・キット-Rシリーズ」を使ったロボットシステムを組み合わせ、ワークの面取りからエアブロー、洗浄、搬送、組み付け、画像検査、整列の一連の工程の自動化を提案する。「アルファ・キットで設備をモジュール化すれば設計の手間を軽減でき、設備の組み換えなども柔軟にできる」(明元賢登愛知事業所副所長)とアピールする。
近藤製作所(1C29)は、ロボット周辺機器のラインアップを拡充した。重量わずか60gの1kg可搬用ツールチェンジャーや、「薄型ロングストロークハンド」のショートバージョンやロングバージョンなどの新製品をアピールする。
MECTは製造現場で働く人たちが多く来場しています。
来場者の声がゾクゾク集まっています!
津田駒工業(1D07)は、昨年1月から開始したロボットシステムインテグレーション事業「TRI」をアピールした。自社の傾斜多軸円テーブル「TWMシリーズ」とファナックの協働ロボットを組み合わせた、ワーク着脱の自動化システムを披露した。
TRIの特徴は、ロボットだけではなく搬送装置や周辺機器まで含めた自動化システムを一貫して担える点。「一気通貫で対応できるのが強み」とコンポジット販売・サービス・企画課の市川博課長は語る。
パンチなどの金型部品を製造するマツダ(1D71)は、超硬と特殊鋼の2種類の素材のパンチを展示した。 マツダの松田俊宏品質管理部長は「2種類の素材を同時に出すことで、これまで超硬素材のパンチを使っていた顧客に特殊鋼素材を提案できる」と話す。
特殊鋼素材を取り扱う日立金属工具鋼の営業担当者も小間に立ち、来場者の加工技術の相談などに両社で対応した。
シギヤ精機製作所(3D04)は偏心ピン用の研削盤「GPEL-30B.25」を展示した。減速機などの偏心ピンを高精度に加工できるのが特徴だ。鴫谷憲和社長は「将来は、ロボットや電気自動車に使われる減速機の需要が拡大する。減速機向けの偏心ピンも伸びるだろう」と語る。
砥(と)石軸の送り(X軸)には静圧案内とリニアモーター駆動を、主軸(C軸)にはビルトインサーボモーターを採用し、高速で安定したC-X軸制御を実現する。
日本特殊陶業(2D02)は、今年の12月から始めるツールホルダーのレンタルサービスの会員登録を、MECT初日からスタートした。同社小間で登録をした来場者には、「ガチャガチャ」などと呼ばれるカプセルトイに入った金属製のこまがもらえる。こまは2種類を用意する。
切削工具メーカーの内山刃物(2A26)は、独自開発のレーザ加工機で製作した直径3.6mmの90枚刃ボールエンドミルなどの製品展示だけではなく、静岡県磐田市にあるR&Dセンターでの切削試験や工具の性能評価の取り組みも紹介した。
今回で3回目のMECTだが、多くの工具メーカーが小間を構える2号館への出展は初めて。内山文宏社長は「工具の性能評価の取り組みが、同業他社からも注目されている」と話す。
本日は会期4日目の最終日です。開催時間は10:00~16:00です。お気をつけてお越しください。
シュンク・ジャパン(1D61)は協働ロボット用ハンド「Co-act(コ・アクト)グリッパー」とマシニングセンタ用のパレットチェンジシステムを使い、台湾のテックマン・ロボットの協働ロボット「TMシリーズ」を核とした自動化システムを提案した。
TMシリーズの特徴は、ビジョンセンサーが標準で搭載されていること。目印になるマークを設け、それを読み取ることで、ロボットの位置補正が簡単にできる。シュンクのパレットチェンジシステムを使ってロボットの位置を変えても柔軟に運用できる。小間では、ばらばらに並べられたサイコロを、正しい位置と順番に並べ変えるデモを披露した。