課題解決のヒントを見つけてもらう/東陽

東陽(3D09)は「手が届くスマートファクトリー」をテーマに、デジタル技術やモノのインターネット(IoT)でつながる未来の工場の姿を提案する。ブースでは自動搬送システムや協働ロボットシステムなど最新の自動化ソリューションを中心に展示している。

営業本部長の富田基実常務執行役員は「わが社のブースに足を運んでもらうことで、製造現場のお客さまが抱える課題や困り事に対して一つでも解決のヒントを得てもらえたら」と期待する。

単独初出展で手応え/Phoxter

今回展が単独初出展となったPhoxter(フォクスター、3D23)は、人工知能(AI)を組み込んだ画像処理コントローラー「StellaController(ステラコントローラー) 2.0」を展示。同社がワンストップでカメラや照明を提供し、AIの学習を含めユーザー自身が簡単にセットアップできるのが強み。担当者は「単独では初出展で小さなブースではあるが、いい引き合いを得ることができた。最終日もしっかりPRしたい」と手応えを語った。

製品の組み合わせで製造業のDXを/日伝

日伝(3E01)は複数のデモシステムを用意し、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を提案する。工作機械へのワーク供給や部品の組み立て、工程間搬送などを自動化するデモシステムを構築した。営業推進部マーケティンググループの古賀雅史課長は「近年は現場からの要求が高度化しており、複数の製品を組み合わせた提案が重要。その上、わが社は品質面やサポート面で安心して導入いただけるソリューションを提供できるのが強み」と話す。

CRXのプラグインソフト開発を訴求/ソフィックス

ソフィックス(1E02)は、ファナック製の協働ロボット「CRXシリーズ」のプラグインソフトウエアの開発を提案する。直井貴史社長は「お客さまの要望に合わせた仕様のプラグインソフトを開発できる。CRXシリーズの需要が伸びているぶん、困り事も多いはず。より簡単で使いやすくするためのお手伝いができる」と、自信を見せる。他に、操作パネル画像認識システム「ソフィックスキャン・オメガ・アイ」などもアピールした。

工具の振動をキャッチ!/京セラ

突発的な刃先の欠損の原因が分からない――。そんな時に役立つのが、京セラ(2A27)の新製品「VIMOA(ヴィモア)」だ。工作機械の加工室内にマグネットで取り付けるだけ。毎秒2万回以上振動をセンシングし、データは無線LANでパソコンへ。ベテラン技能者にも感知しにくいような一瞬の振動も見逃さないため、以上の原因を特定する手助けになる。

誰でも簡単に扱えるワイヤ放電加工機/三菱電機

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三菱電機(1A04)は新たにワイヤ放電加工機「MGシリーズ」を開発し、ブースにスタンダードモデルと高精度モデルの2機種を並べる。同社独自の人工知能(AI)技術「Maisart(マイサート)」を搭載しており、ノズルとワークとの距離の変化に応じて加工条件を補正する機能、自動結線機能などを備える。高橋宣之放電システム部長は「誰でも簡単に扱え、止まらずに加工し続けられる上、省エネにもこだわって開発した」と語る。