ワークを持ってロボット切削/トライエンジニアリング

トライエンジニアリング(2D05)はロボットによる切削加工を提案する。これまではロボット先端に回転主軸を搭載していたが、今回展では回転主軸を固定式にし、ワークをロボットで把持したまま加工する方式を提案する。この新しい加工法をチェックしたい方はぜひ第2展示館へ。

新たな工法を会場で実演/コンセプトゾーンCゾーン

第3展示館の特設会場で実施する主催者企画展示ゾーン(コンセプトゾーン)では「医療を支える加工術」をテーマに高度な加工技術を紹介する。Cゾーンではメイラが工程設計の工夫や「オービット加工」といった新工法の活用など、さまざまな要素を盛り込んだ加工実演を披露する。

加工実演に興味を寄せたり、加工内容などを紹介するプレゼンテーションに耳を傾ける来場者が多く見られた。

ロボットを組み合わせた加工実演を披露/コンセプトゾーン Bゾーン

第3展示館の特設会場で実施する主催者企画展示ゾーン(コンセプトゾーン)では「医療を支える加工術」をテーマに高度な加工技術を紹介する。生体模倣システムに必須の「マイクロ流路」が創薬や医療現場で注目される。Bゾーンでは狭山金型製作所がマイクロ流路を設けたサンプルワークを射出成形する。

工作機械に加えて協働ロボットを活用した加工実演を注視する来場者が多く見られた。

ミネラルキャスティングをアピール/RAMPF Group Japan

RAMPF Group Japan(ランプ・グループ・ジャパン、3E44)は、工作機械の構造体などに使うミネラルキャスティング製品をアピールする。きさげの代わりに加工レスで高い精度の摺動(しゅうどう)面を実現する「転写」などの後加工を委託する関ケ原製作所と共同で出展。高精度な転写を実感できるサンプル、ミネラルキャスティングと天然石材の違いや共通点を示すサンプル、各種素材を組み合わせた「近未来精密ステージ」などが見られる。

樹脂材の加工実演を披露/シチズンマシナリー

シチズンマシナリー(1B39)は、主軸台固定形NC自動旋盤「BNJ51SY」で樹脂材の加工実演を披露する。独自のLFV(低周波振動切削)技術で、樹脂材のつながりやすい切りくずも細かく分断できる。微量なオイルミストを噴射しながら加工することで、切削油の消費量を減らすとともに、加工後のワーク洗浄の手間も軽減する。「タレットの剛性やベッドの熱変位耐性など、機械性能が向上した点も紹介したい」と担当者は言う。