製品の組み合わせで製造業のDXを/日伝

日伝(3E01)は複数のデモシステムを用意し、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を提案する。工作機械へのワーク供給や部品の組み立て、工程間搬送などを自動化するデモシステムを構築した。営業推進部マーケティンググループの古賀雅史課長は「近年は現場からの要求が高度化しており、複数の製品を組み合わせた提案が重要。その上、わが社は不具合のない高品質のソリューションを提供できるのが強み」と話す。
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日伝(3E01)は複数のデモシステムを用意し、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を提案する。工作機械へのワーク供給や部品の組み立て、工程間搬送などを自動化するデモシステムを構築した。営業推進部マーケティンググループの古賀雅史課長は「近年は現場からの要求が高度化しており、複数の製品を組み合わせた提案が重要。その上、わが社は不具合のない高品質のソリューションを提供できるのが強み」と話す。

三明(3B47)のブースでは、NTNの手首関節モジュール「i-WRIST(アイリスト)」を使った外観検査システムを見ることができる。i-WRISTは角度制御に特化したロボットで、カメラを搭載すればワークをさまざまな角度から高速で撮影可能だ。

トライエンジニアリング(2D05)はロボットによる切削加工を提案する。これまではロボット先端に回転主軸を搭載していたが、今回展では回転主軸を固定式にし、ワークをロボットで把持したまま加工する方式を提案する。この新しい加工法をチェックしたい方はぜひ第2展示館へ。

ソフィックス(1E02)は、ファナック製の協働ロボット「CRXシリーズ」のプラグインソフトウエアの開発を提案する。直井貴史社長は「お客さまの要望に合わせた仕様のプラグインソフトを開発できる。CRXシリーズの需要が伸びているぶん、困り事も多いはず。より簡単で使いやすくするためのお手伝いができる」と、自信を見せる。他に、操作パネル画像認識システム「ソフィックスキャン・オメガ・アイ」などもアピールした。

イネイブル(3D04)は、ワーク表面の微細な凹凸や傷を高分解能で測定するハンディータイプの非接触表面測定機「4D InSpec(インスペック)」を、協働ロボット先端に搭載して展示する。「高精度な表面測定を手軽に自動化できると、多くの来場者に興味を持ってもらった」と小川雄也取締役営業本部長は言う。
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岡谷鋼機(3B20)は物流の自動化システムを製造業向けにPRする。無人搬送車(AGV)や無人搬送フォークリフト(AGF)などを組み合わせた搬送デモを実施する他、取り扱いを開始した中国のロボットメーカー、AgiBot(アジボット)のヒューマノイド(ヒト型ロボット)を映像で紹介する。
名古屋本店メカトロ本部新事業推進部の中垣浩二プロジェクトリーダーは「単に右から左に製品を流すのではなく、さまざまな機器を連携させてシステムインテグレーションし、高付加価値のソリューションとしてお届けできるのがわが社の強み」と話す。

メカトロニクス専門商社のダイドー(3B30)はロボットを多数展示し、デモラインを通して使い方のアイデアも含めて提案する。協働ロボットがタッチペンで搬送ロボットのタッチパネルを操作するなど、珍しい使い方も見られる。その他の使い方のアイデアはぜひ同社ブースでご確認を。

ジェイテクト(1C32)は、労働力不足や熟練技能の継承といった課題に対し、さまざまなソリューションを提案する。労働力不足の解決に向けては、CNC円筒研削盤「G1P25G」と松本機械工業(3E28)のロボットシステム「Smart Terrace(スマートテラス)」を提案。ワークの着脱やケレ交換などを自動化でき、夜間や週末の無人運転を可能にし、生産性向上に貢献する。説明員は「高精度かつ安定した品質での研削の自動化を実現する」と話す。

中央工機(3C06)は中国Unitree(ユニツリー)製のヒューマノイド(ヒト型ロボット)や四足歩行ロボットを展示し、大きな注目を集めている。ヒューマノイドが二足歩行し、来場者にペットボトルのお茶を手渡すデモを披露する。その動きが見たい方はぜひ3号館の同社ブースへ。

ソディック(1D25)は形彫り放電加工用のワークと電極をストックできるロボットシステム「SZ25」を会場で初披露している。放電加工機と電極加工用マシニングの間に置けば、電極の製作から放電加工までを一気通貫で自動化できる。「ロボットの最大可搬質量を従来の12kgから25kgに高めており、より重いワークやジグにも対応しやすくなった」と技術説明員は語る。