模型で分かりやすく説明/丸一切削工具
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丸一切削工具(2A16)はOリングシート面カッター「MSSC-PF」シリーズを展示している。前回展での顧客ニーズを受け、新たに内部給油タイプを追加した。3Dプリンターで製品の模型を作り、加工面が分かりやすいように色分けして工夫した(=写真)。
THECUT営業企画部営業推進課の喜多村智博次長は「MSSC-PFシリーズは特に建設機械メーカー向けで引き合いを頂いている。今回展では一人でも多くのお客さまの記憶に残るように製品を案内したい」と話す。
公式メディア3媒体の記者が、
「MECT特派員」として会場から速報します。
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丸一切削工具(2A16)はOリングシート面カッター「MSSC-PF」シリーズを展示している。前回展での顧客ニーズを受け、新たに内部給油タイプを追加した。3Dプリンターで製品の模型を作り、加工面が分かりやすいように色分けして工夫した(=写真)。
THECUT営業企画部営業推進課の喜多村智博次長は「MSSC-PFシリーズは特に建設機械メーカー向けで引き合いを頂いている。今回展では一人でも多くのお客さまの記憶に残るように製品を案内したい」と話す。
イワタツール(2D05)は、ブラザー工業の小型マシニングセンタ(MC)「SPEEDIO(スピーディオ)」シリーズの「U500Xd2」を使い、ヘリカル穴加工エンドミル「ドリルミル」などでの加工を実演する。ドリルミルは従来のエンドミルの3倍~7倍の速度でヘリカル穴加工ができる。乙瀬英治営業企画部長は「ドリル加工に近いスピードで高品質な加工を実現できる」と話す。

機械工具商社の鈴峰(2D19)は、ちょっと不思議な製品を出展している。ツールホルダーのキャビネットなのだが、一つのアタッチメントでBTやHSK、CAPTO(キャプト)など、さまざまな規格とサイズに対応する。秘密は写真で示したが、アタッチメントの可変性だ。実物を見て、触って確かめてほしい。小原直樹社長は「同製品はトルコのKOCEL(コーセル)製。世界的にも珍しい製品なので、広く知っていただきたい」と話す。

NTKカッティングツールズ(2A19)は、自動旋盤用クイックチェンジツール「N-Swiss Quick RIGid(エヌスイス・クイック・リジッド)」を初披露。同製品はインサートの背面からクランプ操作が可能で、自動旋盤の工具をレンチで2回転締め込むだけで着脱できる。これで、工具交換時間を従来比で約80%短縮する。説明員は「通常のバイトホルダーと変わらないクランプ剛性を持ち、自動旋盤での作業性向上に貢献する」と話す。
兼房(2B29)は、ファナックの小型切削加工機「ロボドリルD54CS」に、アルミ加工用のヘッド交換式多刃ダイヤフェースミル「Nova E’z Disc(ノバ・イージー・ディスク)」などを組み合わせた切削加工を実演する。ノバ・イージー・ディスクは独自のろう付け技術を使った多刃仕様のチップ配列で、高能率なフライス加工を実現する。服部和弘国内営業部長は「加工機を使った実演は今回が初めて。ぜひ一度見てもらえれば」と話す。

三菱マテリアル(2B25)はヘッド交換式超硬ドリル「DXAS」を出展する。独自の機構「パーフェクトセンタリング」を採用しており、ヘッドとボディーを締結する際の中心軸のずれを防ぐ。締結には2本のねじを使い、強固に固定して加工精度を保証する。「発売前の市場テストでユーザーからの評価が非常に高く、自信のある製品」と営業本部国内営業部東海ブロックの金坂義幸主任は語る。また新製品の汎用超硬ソリッドドリル「DVAS」も展示する。

突発的な刃先の欠損の原因が分からない――。そんな時に役立つのが、京セラ(2A27)の新製品「VIMOA(ヴィモア)」だ。工作機械の加工室内にマグネットで取り付けるだけ。毎秒2万回以上振動をセンシングし、データは無線LANでパソコンへ。ベテラン技能者にも感知しにくいような一瞬の振動も見逃さないため、以上の原因を特定する手助けになる。

日進工具(2A26)はメートルねじ加工専用工具「無限コーティング Mスレッドミル MMTM」(めねじ用)を展示する。対応する規格を拡大し、微細・精密なねじ切り加工を訴求する。金型鋼をはじめ、チタン合金など耐熱合金の部品加工向けにもアピールする。「中部には航空宇宙や防衛関連のユーザーも多く、今回展では地域性も重視している」と後藤弘治社長は話す。微細な刃物形状やワークの実物を自分の目で確かめてみては。

ダイジェット工業(2D13)は今年度から来年度にかけて発売する5つの新製品のうち、第1弾となる「PNS-Reborn(リボーン)」を展示している。角度の異なる2段階の切れ刃が特徴。7月に発売してから予想を上回る売れ行きで、増産に次ぐ増産に取り組んでいる。今後発売予定の4製品も参考出品しており、見ごたえ十分だ。同社マスコットキャラクターの「ダイキチくん」も、ブースのそこかしこでPRに努めている。

タンガロイ(2C06)はヘッド交換式エンドミル「TUNGMEISTER(タング・マイスター)」をアピールする。「誰でも簡単に段取りができ、手間を減らせるため、製造業で大きな問題である人手不足にも対応する」と宮本徳人中部支店長は話す。ヘッドはスクエアをはじめ多種多様、シャンクも高剛性タイプをはじめさまざまな種類をラインアップする。その組み合わせの多彩さを会場で確認してはいかがだろう。