学生がセミナーに聞き入り、将来像描く

MECT2025の学生限定セミナー「工作機械トップセミナー」(主催=日本工作機械工業会)が 10月25日、26日にポートメッセなごやで開催された。

2日目の26日には、全国から集まった約220人の理工系の学生が今後のキャリアの参考になるセミナーを聴講した。松浦機械製作所の松浦勝俊社長ら3件の講演のほか、「工作機械エンジニアとしての現在と未来」と題した座談会もあり、学生は熱心に聞き入った。

特別セミナーを開催/コンセプトゾーン

会期3日目の24日に主催者企画展示(コンセプトゾーン)で特別セミナー「広がる医療ビジネスの魅力」を開催した。

医療分野で活躍するコンセプトゾーン協力企業3社が登壇。自社の強みや成功の秘訣、今後の戦略などを語った。

3日目は「先進工場」テーマのセミナーを開催

会期3日目は、「先進工場」がテーマのセミナーを2本開催した。

1本目は日立製作所社会ビジネスユニットインフラ制御システム事業部の入江直彦シニアストラテジストが「社会インフラを支える日立製作所のDX事例と新たな取り組み」をテーマに講演。

2本目はHILLTOP(ヒルトップ)の山本勇輝社長が「製造DXを実現するHILLTOPが描く『ものづくりの未来』」をテーマに講演した。

いずれのセミナーも大勢の聴講者が詰めかけ、先進的なDX事例に耳を傾けた。

「ものづくり系ポッドキャストの日 in MECT」本日開催

本日16時からコンベンションセンターホールAで、「ものづくり系ポッドキャストの日 in MECT」が開催されます。ものづくりの魅力を発信しているポッドキャスター(音声配信者)たちが一堂に会し、自由に語り合うイベントです。席数に限りはありますが、当日参加も可能です。

2日目は「航空・宇宙」テーマのセミナーを開催

会期2日目は、「航空・宇宙」がテーマのセミナーを2本開催した。

1本目はボーイングリサーチアンドテクノロジージャパンのミチェル・オルソンリサーチ&ディベロップメントエンジニアリングマネージャーが「~安全性と効率性を革新する~ボーイング ジャパンのロボット活用と自動化の歩み」をテーマに講演。

2本目はインターステラテクノロジズの中山聡取締役VP of Launch Vehicleが「モノづくりの力で実現する、宇宙産業の変革」をテーマに講演した。

いずれのセミナーも大勢の聴講者が航空・宇宙業界の最新の取り組みに耳を傾けた。

会期初日は「自動車」テーマのセミナーを開催

会期初日は、「自動車」をテーマにしたセミナーを2本開催した。

1本目はトヨタ自動車の三好工場と明知工場の工場長で、社会人ラグビーチームのトヨタヴェルブリッツのシニアアドバイザーも務める高橋一彰工場長が「現場変革を支える人財育成 ~ラグビーとの共通点~」をテーマに講演。

2本目はマツダの技術本部の藤崎周二本部長が「e-SKYACTIV(スカイアクティブ) R-EVのお客様価値を実現する生産技術」をテーマに講演した。

いずれのセミナーも大勢の聴講者が会場に詰めかけ、自動車業界の最新動向に耳を傾けた。

“激アツ!!!!”な4日間の幕開け

メカトロテックジャパン(MECT)2025が本日、ついに幕を開けた。

開会式では経済産業省製造産業局産業機械課の須賀千鶴課長や、日本工作機械工業会(日工会)会長の坂元繁友芝浦機械社長、牧野フライス製作所(1E37)の宮崎正太郎社長がMECTへの期待を語った。

主催者を代表したあいさつではニュースダイジェスト社の八角秀社長が「MECT2025が苦しい状況が変わる転換点となり得る起爆剤になることを願う」と語った。