誰でも簡単に扱えるワイヤ放電加工機/三菱電機

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三菱電機(1A04)は新たにワイヤ放電加工機「MGシリーズ」を開発し、ブースにスタンダードモデルと高精度モデルの2機種を並べる。同社独自の人工知能(AI)技術「Maisart(マイサート)」を搭載しており、ノズルとワークとの距離の変化に応じて加工条件を補正する機能、自動結線機能などを備える。高橋宣之放電システム部長は「誰でも簡単に扱え、止まらずに加工し続けられる上、省エネにもこだわって開発した」と語る。

可搬が25kgに向上、電極製作から放電加工まで一気通貫/ソディック

ソディック(1D25)は形彫り放電加工用のワークと電極をストックできるロボットシステム「SZ25」を会場で初披露している。放電加工機と電極加工用マシニングの間に置けば、電極の製作から放電加工までを一気通貫で自動化できる。「ロボットの最大可搬質量を従来の12kgから25kgに高めており、より重いワークやジグにも対応しやすくなった」と技術説明員は語る。

好評受け増産中の新製品を出展/ダイジェット工業

ダイジェット工業(2D13)は今年度から来年度にかけて発売する5つの新製品のうち、第1弾となる「PNS-Reborn(リボーン)」を展示している。角度の異なる2段階の切れ刃が特徴。7月に発売してから予想を上回る売れ行きで、増産に次ぐ増産に取り組んでいる。今後発売予定の4製品も参考出品しており、見ごたえ十分だ。同社マスコットキャラクターの「ダイキチくん」も、ブースのそこかしこでPRに努めている。

加工中の砥石表面をリアルタイムで観察/ナガセインテグレックス

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ナガセインテグレックス(1C30)は、砥石(といし)カバー上に砥面観察システム「GRIDE EYE(グライドアイ)」を設置した超精密ロータリーマルチ研削盤「RG-700」を用い、業界で初めて(同社調べ)研削加工中の砥石表面をリアルタイムで観察するデモを披露した。広報担当者は「わが社が培ってきた自動化や非熟練化などの成果をようやくお客さまにお見せできる段階まできた」と胸を張る。

ロボドリルを25年ぶりのフルモデルチェンジ/ファナック

ファナック(1B25)は小型切削加工機の新機種「ロボドリルDCシリーズ」を展示する。TiBシリーズ以来25年ぶりにフルモデルチェンジした機種で、鋳物など一から設計を見直した。サイクルタイムを短縮して生産性を高めた他、熱変位の低減や切りくず排出性の向上も実現した。

補助金との相性の良さアピール/ブラザー工業

ブラザー工業(1F02)は小型工作機械「SPEEDIO(スピーディオ)シリーズ」の展示に加え、補助金を活用した設備投資についても提案した。「中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)」を使えば製品本体価格と導入経費の約2分の1が補助対象額となる。

マシナリー事業産業機器営業部国内営業グループの石黒秀幸グループマネージャーは「一番の特徴は4軸・5軸マシニングセンタや複合加工機、バリ取り装置など8機種が補助金の対象になるラインアップの豊富さ。補助対象額も、スピーディオの価格帯ならフィットしやすい」と説明する。

ベッコフの制御を採用した津田駒の実機を展示/ベッコフオートメーション

ベッコフオートメーション(1B32)は、パソコンベースの「オープンなCNC」を提案する。「工作機械メーカーが採用すればCNCに独自のカスタマイズができる」と川野俊充社長は話し、実現できる機能の一例として切削抵抗が疑似的にハンドルを持つ手に伝わる特殊な制御などを提案した。ベッコフの制御を標準採用した津田駒工業の小型加工機「TSUDAKOMA i-CUBE(ツダコマアイキューブ)」なども実機展示している。

加工能力を高めた新機種を発表/ヤマザキマザック

ヤマザキマザック(1B40)は新発売の複合加工機「INTEGREX(インテグレックス) i-250 NEO(ネオ)」を出展した。ミーリング主軸の見直しで高剛性化を図り、加工能力を高めた。また、旋削・ミーリング主軸ともに冷却機能を高めたり、各駆動軸のボールねじに温度センサーを搭載したりして、熱変位の影響を抑制できる点をアピールした。

人事・総務部広報課の横山昌典課長は「新機種はボタンの操作のみで工具を簡単に脱着できる。これで、段取り替え時のオペレーターの負担を軽減し、加工時間の確保にもつながる」と語る。

誰もが簡単に使える自動化システムを提案/DMG森精機

DMG森精機(1D26)はターニングセンタ「NLX 2500 2nd Generation(ジェネレーション)」と協働ロボットを組み合わせ、誰もが簡単に使える自動化システムを提案した。ロボットのプログラミングや稼働スケジュールを独自開発のソフトウエア上で完結できるため、セットアップがスムーズに完了する。

橋本聡執行役員は「協働ロボットのティーチングなども簡単で、柔軟に使える。前回展と比べて“省人化”や“自動化”を前提にお客さまとの商談が進むようになった」と話す。

作業効率アップの便利グッズ/レニショー

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レニショー(3D08)では、LINE(ライン)公式アカウントの友だち登録でショートカットキー一覧付きマウスパッドがもらえる。パソコン作業でよく使うキーが一目で分かる優れもので、測定機器メーカーならではの高効率化への細かな配慮が光る。ブースでは国内初披露の測定ソリューションも展示しているので、技術とノベルティー、両方チェックだ。