スピンドルの締め付け後にバランス調整/グローバル・パーツ

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: saiyo-5-1024x576.jpg

グローバル・パーツ(3A32)は、高速回転用スピンドルのベアリングを締め付ける精密ロックナット「Cシリーズ」などを展示する。同製品はバランス調整用の穴を使って、スピンドルを締め付けた後でも、バランスや振れなどを微調整できる。担当者は「オプションのノイズ低減用スクリュープラグでバランス調整用の穴をふさぐことで、高速回転時に発生する風切り音を軽減できる」と説明する。

手動式のバイスで自動化を/NKワークス

NKワークス(1C31)は、手動式バイスの自動開閉装置「CLAMPBOOSTER(クランプブースター)」を初出展する。ドイツのidee-werk(イデーベルク)の製品で、ロボットハンドの先端に取り付けて使う。同製品のソケットをバイスに差し込み、最大100Nm(ニュートンメートル)のトルクで締め付ける。バイスには専用の固定ボルトを取り付けておき、締結時には同製品がそのボルトとも接続する。反力をボルトで吸収できるため、ロボットに余計な負荷がかからない。

九州の味を名古屋へ/西部電機

西部電機(1D17)では、博多長浜ラーメンを配布している。福岡に本社を置く同社ならではの、地元色あふれるノベルティーだ。展示会で技術を学んだ後、自宅で本場の味を楽しめるのはうれしい。高精度加工技術と博多の味、どちらも持ち帰ってみてはいかがだろうか。

見えているのに分からない/日本ベアリング

日本ベアリング(3C28)は、ピエゾモーター駆動の「6軸TRIPODステージ」を展示する。ドイツのステージメーカーのSmarAct(スマラクト)製で、半導体関連や光学関連で使われる超精密位置決めステージだ。日本ベアリングのスライドウェイが採用されている。動作実演を見られるが、「分解能1ナノメートル(nm)の動きなどは、見ているのにそれが1nmとは分からない」と担当者は笑う。

認識とピッキングを素早く/フルサト・マルカホールディングス

フルサト・マルカホールディングス(3B54)のブースには、ロボットシステムや洗浄機、浮上油回収装置などが並ぶ。中でも協働ロボットやビジョンセンサーを組み合わせたロボットシステムは、多くの注目を集める。ケース内に無作為に置かれたワークをロボットがピッキングし、外観検査用のカメラの下に置く。きずの有無の判定後、OK品とNG品用のケースに振り分ける。担当者は「ワークの認識から把持まではわずか2秒」と話す。

アルミ加工用のエンドミルを初披露/グーリングジャパン

ドイツの切削工具メーカー、グーリングジャパン(2B11)は新製品のアルミ加工用エンドミルを国内で初めて出展している。独自開発のコーティングを採用し、高い切削能力と長寿命を実現する。

担当者は「わが社では工具の母材からコーティングまで全て自社で開発するのが強み。新製品のエンドミルは刃先の形状や新開発のコーティングで加工面品位を高められる」と説明する。

立旋盤の値引きキャンペーン本日まで/オーエム製作所

オーエム製作所(1E17)は、ミーリング機能付き立旋盤「RT-915M」を出展。会期中の成約を対象に、4台限定で5%引き(ミーリング機能を省いた「RT-915」は2台限定3%引き)キャンペーンを実施している。「とにかく今すぐ立旋盤が欲しい!」とお考えの来場者には朗報だ。新潟県長岡市の長岡工場を増床したことで在庫機を確保できたため、キャンペーンの実施が可能となった。

熟練工不足を高精度MCで解決/安田工業

高精度マシニングセンタ(MC)といえば試作や少量生産向けと考えがちだが、そうとは限らない。安田工業(1D16)は、高精度な部品加工向けの立形MC「PX30i」に33面のAPCと自動平行出し装置を組み合わせ、量産に最適化した高精度MCを展示する。安田拓人社長は「誰が操作しても高精度な加工ができれば、安定した品質で量産できる。人手不足、熟練工不足を高精度MCで補う考え方を提案したい」と話す。

タワー型で省スペース実現/エバ工業

エバ工業(3B22)は新開発のツールストッカー「タワー型ツールストッカーシステム」を参考出展している。タブレット端末から必要なツールを選択するとロボットがツールをつかみ、台車に投入する。従来の直線型のツールストッカーと比べて狭いスペースに設置できる。

管理本部長の田中亮取締役は「タブレット上でツールの管理ができるのも利点。会場でお客さまの意見を聞いて今後の開発に生かしたい」と意気込む。

少ない切削抵抗と優れた寸法精度を実現/中部部品加工協会

中部部品加工協会(3A41)は、ワルタージャパンと石川研磨、坂井製作所の3社と共同出展し、各社製品やサンプルワークなどを展示する。ワルタージャパンは航空宇宙産業向けのねじ切りカッター「Supreme(シュプリーム)TC620」などを披露。同製品は間隔の空いた切れ刃を複数配置する「複数刃列デザイン」の採用で、少ない切削抵抗と優れた寸法精度を実現。ワルタージャパンの担当者は「工具の長寿命化と加工時間の短縮に貢献する」と胸を張る。