通信だけでなく給電も無線化/SMC

SMC (3F03)は「省力化のアップデート提案」をテーマに、これまでよりさらに一歩進んだ省力化を提案する。その一つが今年発売した「無線オートスイッチ」だ。オートスイッチはシリンダーのロッド位置を検出するセンサーで、有線方式が一般的だが、同製品は給電も通信も無線化した。配線のためのスペースや手間が不要で断線やケーブル劣化による故障リスクをなくせる。
公式メディア3媒体の記者が、
「MECT特派員」として会場から速報します。
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SMC (3F03)は「省力化のアップデート提案」をテーマに、これまでよりさらに一歩進んだ省力化を提案する。その一つが今年発売した「無線オートスイッチ」だ。オートスイッチはシリンダーのロッド位置を検出するセンサーで、有線方式が一般的だが、同製品は給電も通信も無線化した。配線のためのスペースや手間が不要で断線やケーブル劣化による故障リスクをなくせる。

スター精密(1D22)はスイス型CNC自動旋盤の新製品「SP-32」を展示する。従来機「SP-20」の高い機能性を引き継ぎつつ、対応するワークの直径を最大32mmに拡張した。
「会期初日から多くの来場者がブースを訪れており手応えを感じている。SP-32はコストパフォーマンスの高さで来場者から好評を得ている」と増田文雄上席執行役員は語る。

中央工機(3C06)は中国Unitree(ユニツリー)製のヒューマノイド(ヒト型ロボット)や四足歩行ロボットを展示し、大きな注目を集めている。ヒューマノイドが二足歩行し、来場者にペットボトルのお茶を手渡すデモを披露する。その動きが見たい方はぜひ3号館の同社ブースへ。

THK(3F01)は直動ガイド「超低ウェービングボールリテーナ入りLMガイド」を展示する。8条列の転動溝と小径ボールの採用によりウェービングと呼ばれる微細な振動を抑制し、工作機械のしゅう動面に最適。その他、次世代の搬送機器として注目のリニア搬送システムなども展示している。
会期2日目は、「航空・宇宙」がテーマのセミナーを2本開催した。
1本目はボーイングリサーチアンドテクノロジージャパンのミチェル・オルソンリサーチ&ディベロップメントエンジニアリングマネージャーが「~安全性と効率性を革新する~ボーイング ジャパンのロボット活用と自動化の歩み」をテーマに講演。
2本目はインターステラテクノロジズの中山聡取締役VP of Launch Vehicleが「モノづくりの力で実現する、宇宙産業の変革」をテーマに講演した。
いずれのセミナーも大勢の聴講者が航空・宇宙業界の最新の取り組みに耳を傾けた。
第3展示館の特設会場で実施する主催者企画展示ゾーン(コンセプトゾーン)では「医療を支える加工術」をテーマに高度な加工技術を紹介する。Aゾーンでは、キャステムが医療器具である鉗子(かんし)のミニチュアを披露し、実際に手に取る来場者が多く見られた。
ミニチュア鉗子の展示の他、ミニチュア鉗子の構成部品の中で最も微細な形状の部品を作る金型の加工を披露し、技術力をPRする。

三菱電機(1A04)では、三菱電機テンダーメイツの手作りクッキーを配布している。同社は障がい者雇用を推進する特例子会社で、クッキー製造は主要事業の一つ。一つひとつ丁寧に作られたクッキーには、作り手の思いが詰まっている。多くの「優しさ」が届くようにとの願いを込めたノベルティーだ。技術展示とともに、ものづくりの心に触れてみてはいかがだろうか。

村田機械(1E38)は正面型CNC平行2軸ターニングセンタ「MD120Ⅱ」と、複数種類のハンド交換が自在にできる「ピックアップローダ」を組み合わせた自動化システムを展示している。同社は量産ラインの構築を得意とするが、近年は変種変量生産の自動化提案にも力を入れており、今回展の展示もその一環だ。「わが社が変種変量生産向けにも自動化ソリューションを提案していることを来場者に広く認知してもらいたい」と営業担当者は意気込む。
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イレイズグループ(1S01)は金属や樹脂の加工から機械設計、電気設計、ロボットのシステムインテグレーションを一貫して手掛けるのを強みに、“からくり”の展示で自社の技術力をアピールした。からくりは1軸の動力のみで全ての機構が連動して動く。
江原祥太社長は「わが社の強みをからくりと協働ロボットのデモで表現した。ロボットシステムは3Dカメラやトルクセンサーを活用し、人間の手作業のように繊細な歯車のはめ合いができる」と説明する。