生産性が10倍に/スギノマシン

スギノマシン(1C26)は、次世代マシニングシステム「X10」を展示している。「爆速切削」と呼ばれる高速加工技術を搭載した5軸マシニングセンタ「SC-V40a」をベースマシンとしたシステムで、生産性を従来比で10倍(同社推定値)に高められるのが特徴だ。一品物の生産や多品種少量生産に力を発揮する。杉野岳社長は「わが社のさまざまなコア技術を総合的に組み合わせた」と語る。

後処理の作業負荷を軽減/ユニオンツール

ユニオンツール(2B28)は11月に発売する低、中硬度用ロングネックラジアスエンドミル「CLRS」を披露する。「鏡面加工の新境地へ」がキャッチフレーズの同製品は加工面品位が高く、金型加工の後処理の作業負荷を低減できる。

底刃形状を工夫しており、底面のカッターマークの発生を抑える。「機械加工後に作業者が全て手仕上げで磨く現場も多く、作業負荷を軽減できる点を訴求したい」と第二営業部の豊田浩史部長は話す。

ワーク形状に合った最適解を/牧野フライス製作所

牧野フライス製作所(1E37)は新製品の立形マシニングセンタ(MC)「V300」と5軸横形MC「a500iR」、細穴放電加工機「EDBV3」を出展する。

a500iRは、半導体製造装置関連や航空宇宙、エネルギー関連などの部品加工に向く。営業本部国内営業部の田伏大祐中部・西日本統括次長は「同じサイズ感のワークでもニーズに応じた機種を複数ラインアップする。来場者のニーズに合わせて最適な機種を提案できる」と話す。

新ワイヤ放電加工機を披露/西部電機

西部電機(1D17)は今年7月に発表したワイヤ放電加工機「M35LP」の実機をMECT2025で披露した。同製品の展示会での出品は今回が初めて。

MECT2025では自動車のモーターコアやバッテリーの金型向けに同製品を提案する。「モーターは駆動部だけでなくドアやサイドミラーなどさまざまな箇所で使われるため、需要は大きい」と精密機械事業部の光安隆副事業部長は言う。