クランプ作業のばらつきをなくす/イマオコーポレーション
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イマオコーポレーション(3E08)は工具なしでクランプできるワンタッチクランプシリーズの「クサビロックタイプ」を展示している。レバーを回すとカチッとクリック感があるため、クランプの完了が分かりやすい。
営業部の八坂茂徳主任は「経験が浅い作業者でも力が弱い女性でも、誰が作業してもばらつきなく同じ力でクランプできる。これでクランプにかかる段取り時間を削減でき、機械の稼働時間を確保して生産効率を高められる」と語る。
公式メディア3媒体の記者が、
「MECT特派員」として会場から速報します。
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イマオコーポレーション(3E08)は工具なしでクランプできるワンタッチクランプシリーズの「クサビロックタイプ」を展示している。レバーを回すとカチッとクリック感があるため、クランプの完了が分かりやすい。
営業部の八坂茂徳主任は「経験が浅い作業者でも力が弱い女性でも、誰が作業してもばらつきなく同じ力でクランプできる。これでクランプにかかる段取り時間を削減でき、機械の稼働時間を確保して生産効率を高められる」と語る。

今回展が単独初出展となったPhoxter(フォクスター、3D23)は、人工知能(AI)を組み込んだ画像処理コントローラー「StellaController(ステラコントローラー) 2.0」を展示。同社がワンストップでカメラや照明を提供し、AIの学習を含めユーザー自身が簡単にセットアップできるのが強み。担当者は「単独では初出展で小さなブースではあるが、いい引き合いを得ることができた。最終日もしっかりPRしたい」と手応えを語った。
エバ工業(3B22)は新開発のツールストッカー「タワー型ツールストッカーシステム」を参考出展している。タブレット端末から必要なツールを選択するとロボットがツールをつかみ、台車に投入する。従来の直線型のツールストッカーと比べて狭いスペースに設置できる。
管理本部長の田中亮取締役は「タブレット上でツールの管理ができるのも利点。会場でお客さまの意見を聞いて今後の開発に生かしたい」と意気込む。

ナベヤ(3E12)は測定機用ジグの段取り替えを効率化するシステムを提案する。同システムはベースプレートとその上に載せる交換可能なプレートから成る。交換プレートには5つのバイスを取り付けてあり、機外でワークをバイスに固定しておくと、段取り替えの効率化につながる。交換プレートは工具などを使わず簡単に着脱できる。「全数検査や、物量の多い抜き取り検査をする現場へ特に提案したい」と営業企画課の杉山航太主任は言う。

赤松電機製作所(3C08)は、ミストコレクター「ヘビースモーカー」の性能を拡張する2つのオプションを紹介する。同製品は捕集能力の高さが強みだが、フィルターの交換頻度が課題になるケースがあった。そこでオプションの「FU-BOX+(フーボックスプラス)」を開発。標準品と比べサイズが約3倍のフィルターを後付けし、交換頻度を抑える。もう1つのオプションである、吸引力を可視化するメーターを取り付けたふたと合わせて提案する。

機械工具商社の共和工機(3C05)は、自動切りくず脱油機/切りくず処理装置「YUTORA(ユトラー)」(=写真)、移動式スラッジ・浮上油回収装置「スラッジバキューマー」、高圧クーラント装置「ハイプレッシャークーラントユニット」のプライベート商品3つを披露する。いずれも省エネや自動化などのキーワードにつながる商品だ。ブースには常に多くの来場者が訪れ、技術説明員と熱心に話し込んでいる。

シュンク・ジャパン(2C14)はツールホルダーやバイス、チャックなどを多数並べ、同社のクランピング技術を訴求する。油圧バイス「KONTEC(コンテック) KS-H-LH」は約110mmの長いストローク幅が特徴。ストローク幅の短い通常のバイスと異なり、幅広いサイズのワークを1台で把持できる。「バイス内部に搭載したスケールで爪の位置を検出できるため、クランプしたワークが適切かを判定でき、ワーク着脱の自動化に向く」と担当者は説明する。

機械工具商社の鈴峰(2D19)は、ちょっと不思議な製品を出展している。ツールホルダーのキャビネットなのだが、一つのアタッチメントでBTやHSK、CAPTO(キャプト)など、さまざまな規格とサイズに対応する。秘密は写真で示したが、アタッチメントの可変性だ。実物を見て、触って確かめてほしい。小原直樹社長は「同製品はトルコのKOCEL(コーセル)製。世界的にも珍しい製品なので、広く知っていただきたい」と話す。

SMC (3F03)は「省力化のアップデート提案」をテーマに、これまでよりさらに一歩進んだ省力化を提案する。その一つが今年発売した「無線オートスイッチ」だ。オートスイッチはシリンダーのロッド位置を検出するセンサーで、有線方式が一般的だが、同製品は給電も通信も無線化した。配線のためのスペースや手間が不要で断線やケーブル劣化による故障リスクをなくせる。
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FUJI(1C33)はワークストッカーや搬送装置、計測機器などの多彩な周辺機器をラインアップし、それらを組み込んだ生産ラインを提案する。ブースではデフケースの生産ラインを想定し、旋削加工と穴開け加工の工程間の自動化を紹介した。
豊田事業所マシンツール事業本部営業部営業技術課の宮澤吉則課長は「わが社ではワークに合わせてチャックも自社で設計する。お客さまがすぐ使える状態で生産ラインを提供できるのが強み」と話す。