単独初出展で手応え/Phoxter

今回展が単独初出展となったPhoxter(フォクスター、3D23)は、人工知能(AI)を組み込んだ画像処理コントローラー「StellaController(ステラコントローラー) 2.0」を展示。同社がワンストップでカメラや照明を提供し、AIの学習を含めユーザー自身が簡単にセットアップできるのが強み。担当者は「単独では初出展で小さなブースではあるが、いい引き合いを得ることができた。最終日もしっかりPRしたい」と手応えを語った。
公式メディア3媒体の記者が、
「MECT特派員」として会場から速報します。

今回展が単独初出展となったPhoxter(フォクスター、3D23)は、人工知能(AI)を組み込んだ画像処理コントローラー「StellaController(ステラコントローラー) 2.0」を展示。同社がワンストップでカメラや照明を提供し、AIの学習を含めユーザー自身が簡単にセットアップできるのが強み。担当者は「単独では初出展で小さなブースではあるが、いい引き合いを得ることができた。最終日もしっかりPRしたい」と手応えを語った。

ハーモニック・ドライブ・システムズ(3B48)のブースでは人の手の形のロボットハンドを展示し、ボトルをつかんでカップに注ぐ動作など披露する。手首や指の各関節に同社の小型減速機を組み込んでおり、滑らかな動きをアピールする。その他、ラインアップを拡充した小型減速機「CSF-mini(ミニ)」の新製品なども展示する。

グローバル・パーツ(3A32)は、高速回転用スピンドルのベアリングを締め付ける精密ロックナット「Cシリーズ」などを展示する。同製品はバランス調整用の穴を使って、スピンドルを締め付けた後でも、バランスや振れなどを微調整できる。担当者は「オプションのノイズ低減用スクリュープラグでバランス調整用の穴をふさぐことで、高速回転時に発生する風切り音を軽減できる」と説明する。

NKワークス(1C31)は、手動式バイスの自動開閉装置「CLAMPBOOSTER(クランプブースター)」を初出展する。ドイツのidee-werk(イデーベルク)の製品で、ロボットハンドの先端に取り付けて使う。同製品のソケットをバイスに差し込み、最大100Nm(ニュートンメートル)のトルクで締め付ける。バイスには専用の固定ボルトを取り付けておき、締結時には同製品がそのボルトとも接続する。反力をボルトで吸収できるため、ロボットに余計な負荷がかからない。

西部電機(1D17)では、博多長浜ラーメンを配布している。福岡に本社を置く同社ならではの、地元色あふれるノベルティーだ。展示会で技術を学んだ後、自宅で本場の味を楽しめるのはうれしい。高精度加工技術と博多の味、どちらも持ち帰ってみてはいかがだろうか。

日本ベアリング(3C28)は、ピエゾモーター駆動の「6軸TRIPODステージ」を展示する。ドイツのステージメーカーのSmarAct(スマラクト)製で、半導体関連や光学関連で使われる超精密位置決めステージだ。日本ベアリングのスライドウェイが採用されている。動作実演を見られるが、「分解能1ナノメートル(nm)の動きなどは、見ているのにそれが1nmとは分からない」と担当者は笑う。

フルサト・マルカホールディングス(3B54)のブースには、ロボットシステムや洗浄機、浮上油回収装置などが並ぶ。中でも協働ロボットやビジョンセンサーを組み合わせたロボットシステムは、多くの注目を集める。ケース内に無作為に置かれたワークをロボットがピッキングし、外観検査用のカメラの下に置く。きずの有無の判定後、OK品とNG品用のケースに振り分ける。担当者は「ワークの認識から把持まではわずか2秒」と話す。
-1024x576.jpg)
ドイツの切削工具メーカー、グーリングジャパン(2B11)は新製品のアルミ加工用エンドミルを国内で初めて出展している。独自開発のコーティングを採用し、高い切削能力と長寿命を実現する。
担当者は「わが社では工具の母材からコーティングまで全て自社で開発するのが強み。新製品のエンドミルは刃先の形状や新開発のコーティングで加工面品位を高められる」と説明する。

オーエム製作所(1E17)は、ミーリング機能付き立旋盤「RT-915M」を出展。会期中の成約を対象に、4台限定で5%引き(ミーリング機能を省いた「RT-915」は2台限定3%引き)キャンペーンを実施している。「とにかく今すぐ立旋盤が欲しい!」とお考えの来場者には朗報だ。新潟県長岡市の長岡工場を増床したことで在庫機を確保できたため、キャンペーンの実施が可能となった。

高精度マシニングセンタ(MC)といえば試作や少量生産向けと考えがちだが、そうとは限らない。安田工業(1D16)は、高精度な部品加工向けの立形MC「PX30i」に33面のAPCと自動平行出し装置を組み合わせ、量産に最適化した高精度MCを展示する。安田拓人社長は「誰が操作しても高精度な加工ができれば、安定した品質で量産できる。人手不足、熟練工不足を高精度MCで補う考え方を提案したい」と話す。