粗も仕上げもこれ1本/タンガロイ

タンガロイ(2B26)はエンドミル「FINISH MEISTER(フィニッシュマイスター)」を展示する。この製品の特徴は、刃の側面にラフィング溝がある面とない面があること。このコンビネーションによって、加工時のびびりを軽減。粗加工と仕上げの両方に使用できる。ブース内でテスト用に同製品のサンプルを提供しており、サンプルテスト後にアンケートに答えると特典がもらえるモニターキャンペーンを実施している。

また同社は交流サイト(SNS)にも力を入れており、動画投稿サイトYouTube(ユーチューブ)の登録者数10万人を達成した時に贈られた銀の盾も見ることができる。

コスパ勝負の超硬Tスロカッター/鈴峰

鈴峰(2B02)は自社ブランド「RHT(れいほうツール)」の超硬Tスロットカッターをアピールする。舘直樹社長は「一番のセールスポイントはコストパフォーマンスの高さ。競合製品と比べて4分の1以下の価格設定。MECT2023に合わせて新発売した」と胸を張る。
 コスパの高い超硬Tスロットカッターを探すのならば、必見のブースだろう。

エンドミルで高速加工を実現/イワタツール

イワタツールは(2C08)はヘリカル穴加工用エンドミルの「ドリミル」を展示する。

底刃を外側に逃がす特徴的な形状とオイルホールの追加で、切削抵抗を大幅に削減。鉄やアルミ、ステンレスなども高速で加工できる。

担当者は「通常のエンドミルの5倍~10倍のスピードで加工ができるので、量産にも対応できる」と語る。

【翻訳者的視点から】グリーンとアップグレード/CERATIZIT Japan

CERATIZIT Japan(セラティジットジャパン、2B07)は超硬丸棒新材種「CT-GS20Y」を、日本向けには「グリーンカーバイド」と銘打つ。「グリーン(緑)」と付くだけで、環境に配慮したものだとわかる。実際に水力発電を使用し、リサイクル原料を使うことで、従来製品比でCO₂排出量を約60%削減した新素材だ。

同社は同じ製品を欧州向けには「upGRADE(アップグレード)」と名付ける。環境配慮だけでなく、製品の質の良さも表すとのこと。確かに日本人としてはアップグレードと聞いただけで環境配慮を連想することは難しい。地域によって売り出し文句が異なるのは、とても興味深い。

打ち出の小づちが当たるかも!?/三菱マテリアル

三菱マテリアル(2C26)のブースには約3cmの打ち出の小づちが登場。これは金属加工業の松本興産(埼玉県小鹿野町、松本直樹社長)とのコラボで製作されたものだ。三菱マテリアルの多種多様な工具を使用して加工した。中央部分には「福」の文字が美しく彫られている。同社のウェブサイトに会員登録し、抽選で当たれば打ち出の小づちがその場でもらえる。担当者は「その場で登録してその場で抽選ができる。事前登録していただければよりスムーズに案内できる」と語る。

【注目のサンプルワーク】高能率工具で削ったベースプレート/MOLDINO

MOLDINO(モルディノ、2A24)のサンプルワークは必見だ。高能率で粗加工できるエンドミル「ER5HS-PN」で、金型のベースプレートを削った。サイズは幅250mm×奥行き200mm×高さ30mm。実加工時間は従来の加工方法に比べてなんと半分の33分という。

 ER5HS-PNは外径の3倍ある刃長の側面を使って切り込むため、高能率で加工できる。営業本部営業企画部の矢野太一広報グループ長は「5枚刃で耐欠損性も高く、長時間安定して加工できる」と自信をみせる。

多彩なエンドミルを一堂に展示/旭商工

旭商工(2A26)は、国内総代理店を務める台湾の工具メーカーTOTIME(トータイム)のエンドミルを展示。営業本部の白井章次本部長は「チタンやアルミなどさまざまなコーティングのエンドミルを一堂に展示した」と力強く語る。
 トータイムの全てのエンドミルを旭商工の専用ショッピングサイトから購入できる。商品パネルにはショッピングサイトにアクセスできる2次元コードも印刷されているため、展示品を見てその場で注文することができる。

バリを出さない新工具発表/不二越

不二越(2D01)は、工具「バリレスシリーズ」を会場で初公開した。バリの発生を抑えられるように、形状などを工夫したドリルとタップ、エンドミルをそろえる。
 執行役員を務める五島康工具事業部長は「バリの除去は自動化が難しく、安定した品質を維持しづらい。そこで最初からバリなく加工でき、加工能率や工具寿命にもたけた工具を開発した」と語る。12月に発売予定のバリレスシリーズを、一足先にブース内で目の当たりにできる。

新製品「GREEN TAP」を発表/オーエスジー

 オーエスジー(2B28)は10月18日、コンベンションセンターで新製品「GREEN TAP(グリーンタップ)」を発表した。

 グリーンタップは塑性加工でねじを加工する「盛上げタップ」で、加工時に切りくずが発生しない。また、独自の製法により、一般的な盛上げタップとは異なる刃部形状を採用。製造時に排出される二酸化炭素(CO₂)の量を従来比で半減した。

 開発グループ穴開け開発チームの溝口哲也さんは「工具性能と環境への配慮の両立を実現できた」と胸を張る。グリーンタップは来年をめどに、M1~M6までのサイズで発売を計画している。

気泡の少ない独自コーティング/住友電気工業

住友電気工業(2A17)は、アルミニウム合金など非鉄金属加工向けのドリル「マルチドリルMDA型」を出品。
 独自開発のコーティング素材「オーロラコートX」を採用。コーティング内に気泡が少なく表面が平滑なため、耐溶着性が従来のコーティング素材よりも向上した。

 また、ブース内では「工具でGX! EV駆動部品加工ソリューション」と題したプレゼンテーションを開催。電気自動車(EV)の部品加工で、環境負荷を低減する製品などを紹介している。