会期は無事に終了しました

「メカトロテックジャパン(MECT)2023」は、本日無事に終了いたしました。何かとご不便をおかけする機会もあったと存じますが、ご理解やご協力いただき誠にありがとうございました。今回展の総集編です。

2年後の2025年に皆さまと再会できるのを楽しみにしております。ご出展やご来場いただき、ありがとうございました。

【注目のサンプルワーク】高精度に積層造形/ニコンソリューションズ

ニコンソリューションズ(3B02)のブースには、3Dプリンター「Lasermeister(レーザーマイスター)100A」シリーズで造形したさまざまなワークが並ぶ。同製品は指向性エネルギー堆積(DED)方式を採用する。また回転テーブルを搭載し、5軸制御で造形できる機種もある。
 担当者は「大型のワークを、高精度に造形できるのが強み。ブースにはインペラ部品のサンプルワークなどを展示しており、3Dプリンターの活用方法を提案したい」と語る。

ミニチュアで魅せる/ヤマザキマザック、トーヨーエイテック

機械の実機だけでなく、機械を精巧に模したミニチュアも来場者の目を引く。
 ヤマザキマザック(1A41)は、レゴブロック約3900個で作られた複合加工機「INTEGREX i-250H」のミニチュアを展示。制御盤の形状や機械の内部も忠実に再現した。
 トーヨーエイテック(1C08)は、歯車研削盤「TGG-26-2W」と立形複合研削盤「TVG-20C-2S」、産業用ロボットを組み合わせた歯車加工ラインの模型を展示。前回展では立形複合研削盤「TVG-40S」のミニチュア模型を展示しており、同社のミニチュア模型展示は恒例になりつつある。

【活躍する説明員】自社の魅力知るきっかけに/レゴフィックスジャパン

レゴフィックスジャパン(2D22)の佐々木涼子さんは、中途採用で入社してからまだ半年の新入社員。前職もメーカー勤務で「やはり製造業が面白い」と話す。

普段はカスタマーサービスの担当者として出荷業務や問い合わせに対応する。「まだ分からないことが多いのでうまく説明できないこともあるが、電話やオンラインではなく直接話すことで、お客さまの生の声を聞くことができた」と話す。

【新人記者の視点】ボールねじを作ってみよう

日本精工(3C09)のブースではボールねじ作りの体験ができる。体験コーナーの楽しげな雰囲気に誘われて、記者も体験させてもらうことにした。

ねじ軸に樹脂製の透明なナットをセットし、ボールねじ用の小さなボールを一粒ずつ詰める。ボールを循環させるのに必要な「リターンチューブ」を金具で固定し、両端にキャップをつけて完成だ。ナットが透明なため、内部でボールが滑らかに動く様子がよく見える。ボールが循環して動くので、美容室の店先にあるグルグル(正式名称は「サインポール」)のようにいつまでも眺めていられる。

この他、同ブースではベアリング作りの体験ができる。MECT最終日の今日は土曜日。ぜひお子さんと一緒に楽しんでみては。

特別セミナーを開催/コンセプトゾーン

会期3日目に主催者企画展示ゾーン(コンセプトゾーン)で特別セミナー「先進企業の経営者が語る、企業躍進の秘訣」を開催した。
 創業して短期間で急成長を遂げたコンセプトゾーン協力企業3社の経営者が登壇。自社の強みや成功の秘訣、今後の戦略などを語った。

【活躍する説明員】明るい笑顔で親しみやすく/ヤマザキマザック

ヤマザキマザック(1A41)で工作機械の説明員を務める島田靖隆さんは、常ににこやかで、話しぶりにもよどみがない。島田さんは社員教育を担う部署に所属し、そこで培った聞き手に寄り添う姿勢が来場者にも伝わるのだろう。「おかげさまで来場者から親しく話しかけていただいている」と明るく笑う。

会期3日目は「自動化」テーマのセミナーを開催

会期3日目は、「自動化」をテーマにしたセミナーを2本開催した。

1本目は川崎重工業精密機械・ロボットカンパニーの真田知典ロボットディビジョン理事が、「Kawasakiが描く、これからのロボティクス」をテーマに講演。
 2本目はヤマハ発動機でソリューション事業本部ロボティクス事業部長を務める江頭綾子執行役員が、「ヤマハ発動機が描く搬送自動化~μ to km(ミクロン・ツー・キロメートル)~」をテーマに講演した。

初日と2日目に続き、3日目のセミナーも会場は満員で、大勢の聴講者が自動化の最新動向に耳を傾けた。

3日目の様子

3日目の会場の様子です。金曜日ということもあり、多くの来場者の方にお越しいただきました。