会期2日目は「航空機」テーマのセミナーを開催
会期2日目は、「航空機」をテーマにしたセミナーを2本開催した。
1本目は「ボーイング・ジャパン・リサーチ・センター」の大沢裕史センター長が「ボーイング・ジャパン・リサーチ・センターの紹介」をテーマに講演。
2本目はIHI航空・宇宙・防衛事業領域技術開発センターの増田和裕副センター長が「航空の脱炭素化にむけた取り組み」をテーマに講演した。
いずれのセミナーも会場は満員で、大勢の聴講者が航空機業界における最新の取り組みに耳を傾けた。
公式メディア3媒体の記者が、
「MECT特派員」として会場から速報します。
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会期2日目は、「航空機」をテーマにしたセミナーを2本開催した。
1本目は「ボーイング・ジャパン・リサーチ・センター」の大沢裕史センター長が「ボーイング・ジャパン・リサーチ・センターの紹介」をテーマに講演。
2本目はIHI航空・宇宙・防衛事業領域技術開発センターの増田和裕副センター長が「航空の脱炭素化にむけた取り組み」をテーマに講演した。
いずれのセミナーも会場は満員で、大勢の聴講者が航空機業界における最新の取り組みに耳を傾けた。
タンガロイ(2B26)はエンドミル「FINISH MEISTER(フィニッシュマイスター)」を展示する。この製品の特徴は、刃の側面にラフィング溝がある面とない面があること。このコンビネーションによって、加工時のびびりを軽減。粗加工と仕上げの両方に使用できる。ブース内でテスト用に同製品のサンプルを提供しており、サンプルテスト後にアンケートに答えると特典がもらえるモニターキャンペーンを実施している。
また同社は交流サイト(SNS)にも力を入れており、動画投稿サイトYouTube(ユーチューブ)の登録者数10万人を達成した時に贈られた銀の盾も見ることができる。
中村留精密工業(1C11)は2スピンドル2タレットCNC複合旋盤の新製品「WY-100V」を国内初披露した。「最速の、その先へ。」をコンセプトに、加工スピードを大幅に高めたのが特徴だ。「クロノカット」と呼ばれるアイドルタイムを削減する新開発のソフトウエア技術や制御技術を搭載しており、油圧バルブ部品のサンプルの加工時間を従来機比で30%削減した。ブースでは、WY-100Vの特徴やクロノカットの概要を詳しく解説するプレゼンも定期的に実施している。
中村匠吾社長は「サイクルタイムを短縮できれば、単位時間当たりの生産性が高まる。製造現場に余裕が生まれ、突発的な加工の案件にも対応しやすくなる」と話す。
コンセプトゾーンの一画に、美しい虫たちが集った。その正体は、アクリルの切削加工で生み出された、原寸大の精巧な模型だ。この写真にはカブトムシ、クワガタ、トンボ、カマキリ、クモが映っている。
Jpキュービック(愛知県豊川市、伊藤雅彦社長)が碌々スマートテクノロジー(1B26)の微細加工機を用いて加工した。アクリルは欠けやすく曇りやすいため、加工が難しい。会期中は日替わりで加工実演を披露している。見学に足を運んではどうだろうか。
ヤマザキマザック(1A41)は協働ロボットシステムの新製品「Ez LOADER(イージーローダー) 30」をMECT2023開幕と同時に発売した。従来製品に比べ最大可搬質量を高めたのが特徴で、鉄系ワークなどの重量物の搬送に対応できる。搬送可能なワークの質量は、シングルハンドの場合で最大21kg。
ブースでは同時5軸制御の複合加工機「INTEGREX(インテグレックス) i-200H S」と組み合わせて展示しており、ワーク着脱からチャックの爪交換までの一連の作業を自動化するデモを披露している。
5軸マシニングセンタは、一般的なマシニングセンタが持つ3軸に加えて回転軸と傾斜軸を搭載しており、テーブルを自由自在に動かしながらあらゆる方向からの加工が可能な機械だ。テーブルに接する面以外の全方向から加工ができるという最大のメリットを持つ一方で、軸数が増えることで累積誤差が大きくなり、どうしても3軸の機械と比べて精度が落ちるという難しさも持つ。
安田工業(1A34、コンセプトゾーン)の5軸機の強みは、その難しい位置決めの精度を極限まで高めていることだ。高精度5軸機でこんなにスゴイことができるのか。同社ブースやコンセプトゾーンに足を運び、実際に確かめてほしい。
UNITED GRINDING Group(ユナイテッド・グラインディング・グループ、UGG、1A40)は計9つの企業ブランドを傘下に持つスイスの総合研削盤メーカーグループだ。これまでは個社単位でビジネスを展開してきたが、最近はグループ全体でグローバルに事業を拡大している。MECT2023でもUGGとしてブースを構え、グループ傘下の研削盤や工具測定機を計4機種出展した。UGGがグループの総力を挙げて開発した最新のオペレーティングシステム「C.O.R.E.(コア)」も展示している。
スチューダやワルターなどの一部のブランドは日本のお客さまにも広く知られているが、今後はその他のブランドの認知度向上に努めたい。そのためにも日本語対応が可能な人材を拡充し、日本のお客さまにしっかりとアフターサービスを提供する体制を整えることが重要だと考えている。