予想以上の引き合い/Cominix

Cominix(2A10)は自社企画の「ニューセンチュリー」シリーズや韓国のYG-1の切削工具、リヒテンシュタインのアルファシスのツールプリセッターなどを出品する。

ブースにはあふれるほど多くの来場者が訪れ、スタッフはうれしい悲鳴を上げている。営業戦略部の安森雅樹部長は「工作機械の受注状況が上向いているためか、周辺機器であるツールプリセッターや切削工具の引き合いも好調だ」と話す。

ブローチ加工の新提案/ホーン

ブローチング工具をはじめ超硬溝入れ工具を豊富にラインアップする

ドイツに本社を構えるホーン(2A03)は、ブローチング加工用工具で新たな提案をする。通常は専用のブローチ盤と工具であるブローチを使用するが、ホーンが提案するのは、旋盤でブローチ加工ができるブローチング工具だ。

ホーンの特徴は、小径工具で確固たる評価を確立し、高剛性であること。IZUSHI(2A09)が代理店を務めるが、HORNグループの玉置紅実主任は「国内在庫も十分で即納体制を整えてある。中部支店の刈谷テクニカルセンターではテスト加工の体制も整える」と話す。ブローチ加工の工法転換を検討する来場者は一見の価値があるだろう。

他に各種のギアスカイビングカッターなども展示する。

安全柵用ドアなど訴求/アクセレントジャパン

スウェーデンのアクセレントの日本法人アクセレントジャパン(1A03)は、ロボットや各種設備を囲う安全柵「X-Guard(エックスガード)」を展示した。スライドして開くドア「エックスガードドア」も展示。「開口部の上部にフレームなどがないため、クレーンでつり上げた物も搬入できると好評」(代理店担当者)。

※この記事の再編集版は公式メディア「robot digest(ロボットダイジェスト)」にも掲載予定

ねじ穴検査のツール交換時間短縮/サンゲン

サンゲン(1C25)は、米国NewVista(ニュービスタ)の総代理店として同社のゲージ式ねじ検査ユニットをPRする。今回展では、位置ずれを吸収するフローティング機構などを備えたコンパクトな「ロボット専用ユニットRTU」を展示した。「2年前のMECTでも展示したが、今回展ではツールチェンジにかかる時間を4~5秒から2秒に短縮できる新バージョンを初披露している」と特機開発部の土岡直樹部長は話す。

※この記事の再編集版は公式メディア「robot digest(ロボットダイジェスト)」にも掲載予定

卓上型!5軸加工機/NKワークス

サイコロ形状に加工する様子

多彩な海外製品を並べるNKワークス(3D03)は、家庭用の100V電源で簡単に稼働できる米国製の卓上型5軸加工機「POCKET(ポケット)NC」を目玉に据えた。

主軸がXとY軸方向に、テーブルがA、B、Z軸方向に動き、樹脂やアルミ、チタンなどの幅広いワークの加工ができる。メーカーのウェブサイト上で、Gコードやワークの情報を入力すれば、切削シミュレーションもできる本格的な5軸加工機だ。

「卓上の3軸加工機はこれまでにもあったが、これほど本格的な卓上5軸加工機は珍しい」と担当者は話す。教育機関や試作向けに販売実績がある。

会場では、ブルーワックスと呼ばれる樹脂素材のブロックやアルミをサイコロ形状に加工するデモを披露した。ポケットNCの周りには人だかりができ、驚きの声を上げていた。