共同開発の小型MC披露、AIで熱変位補正/ベッコフオートメーション
ベッコフオートメーション(1A06)は、岩間工業所(1B44)やAIベンチャーの connectome.design (コネクトームデザイン)と共同開発した小型マシニングセンタ(MC)「MM120」を披露した。
CNCには、ベッコフのリアルタイム制御ソフトウエア「TwinCAT(ツインキャット)3」を実装したパソコンベースのコントローラーを採用。オープンで拡張性が高いのが最大の特徴で、展示機のCNCには主軸に取り付けた8つの温度センサーを基に熱変位を補正する人工知能(AI)モジュールを実装した。AIのアルゴリズム(処理の手順や方法)はコネクトームデザインが開発した。
ベッコフの高口順一ソリューション・アプリケーション・エンジニアは「岩間工業所の機械製造や加工の技術、ベッコフの制御技術、コネクトームデザインのAI技術を結集して開発した」と自信を見せる。