金網も透明樹脂パネルも選べる/東野精機
東野精機(1C11)は、ロボットなどの周囲に設置する安全柵「UNI FENCE(ユニフェンス)」をアピールする。フレームは軽量なアルミ製で、シルバーか黄色の2色から選べる。フレームの中に張る中材は金網、透明樹脂パネル、金網+樹脂パネルの3種類をそろえる。「組み合わせ自在で、ボルト固定式で簡単に組み立てられる」と担当者は話す。
東野精機(1C11)は、ロボットなどの周囲に設置する安全柵「UNI FENCE(ユニフェンス)」をアピールする。フレームは軽量なアルミ製で、シルバーか黄色の2色から選べる。フレームの中に張る中材は金網、透明樹脂パネル、金網+樹脂パネルの3種類をそろえる。「組み合わせ自在で、ボルト固定式で簡単に組み立てられる」と担当者は話す。
育良精機(1B50)は、ポーチを配布する。このポーチの特徴は「スリム形状でも収納力があること」だ。スペース効率を高める製品を出している同社の強みとリンクしている。水洗いや消毒液の使用が可能なので、衛生面もばっちり。使用前や使用済みのマスクを入れることもでき、今の状況にぴったりだ。
大昭和精機(1D47)は工具収納棚「ツールセラージェネシス」を出品する。収納棚に搭載されたカメラで入出庫を記録する。工具の収納先が決まっていなかったり、在庫状況が把握できていない現場もあるが、ツーリング管理の先のフローとして提案する。商社の三菱商事テクノス(1C16)が商品企画に協力した。
多機能な工具収納棚は大手工具メーカーも提案するが、機能に比例して高価なのが難点。製品説明のために大昭和精機ブースを訪れた三菱商事テクノスの林晃産業メカトロニクス事業部長は「シンプルな機能で価格を抑えた点や、木目の天板やラウンド形状など洗練された外観が来場者に好評だ」と話す。
Cominix(2A10)は自社企画の「ニューセンチュリー」シリーズや韓国のYG-1の切削工具、リヒテンシュタインのアルファシスのツールプリセッターなどを出品する。
ブースにはあふれるほど多くの来場者が訪れ、スタッフはうれしい悲鳴を上げている。営業戦略部の安森雅樹部長は「工作機械の受注状況が上向いているためか、周辺機器であるツールプリセッターや切削工具の引き合いも好調だ」と話す。
京セラ(2C16)は、ソリッドドリル「KDA」とソリッドボールエンドミル「2KMB」を出品する。KDAは京セラブランドとしては初のソリッドドリルだ。KDAは昨年12月、2KMBは今年9月に発売し、いずれも展示会に出品するのは初めて。
販売促進部の国分洋輔さんは「今までラインアップになかったソリッドドリルを追加した。総合工具メーカーとのイメージをPRしたい」と話す。
ソディック(3B07)は、10月に受注を始めた金属3次元(D)プリンター「LPM325S」を展示した。 3次元(D)プリンター本体に交換式の金属粉末管理用のユニットを加えた。金属粉末の供給と回収を自動でする装置「MRS」を粉末の素材ごとに用意すれば、異なる素材のワークを製作する際にMRSごと交換するだけで済む。粉末交換の手間を大幅に省ける。
滝澤鉄工所(3B15)は、ロボットシステム「TR-10W」を展示する。ティーチングレスシステム「TR-AIDX(ティーアールエイド)」を搭載しており、ワークの径や高さ、個数などの情報を入力するだけで初心者でも操作できる。また、2次元カメラにより機械とTR-10Wとの位置補正が可能で、再ティーチングが不要なため、ロボット台車の設置から起動にかかる時間を軽減できる。ロボットはファナックの「CRX-10iA/L」を採用。小川智弘国内営業部長は「ティーチングをする必要がないので、少量多品種に対応できる」と話す。
NKワークス(3D03)は、米国「Haas Automation(ハース・オートメーション)」製の5軸マシニングセンタ(MC)と、同社の扱う米国製バイス「5thAXIS(フィフスアクシス)」を使い、アルミニウム合金のワークを切削する。担当者は「ツールプリセッターや機上測定用の接触式プローブを標準搭載する同時5軸MCだが、手頃な価格が魅力」とアピールする。
高松機械工業(3C03)は、ロボットシステムを搭載した6インチチャックのCNC旋盤「XT-6」を出展した。システムはロボットとワークストッカーで構成されており、ロボットはワークの脱着作業の自動化を担う。
高松宗一郎社長は「単にワークの脱着作業を自動化するだけならローダーを使った方が効率的だが、あえてロボットシステムを出すことで、来場者から『ロボットでこんなことができないか』との相談を受けるきっかけにしたい」と狙いを話す。
想像以上の人入りで驚いた。久々の展示会で来場者がうれしそうなのが印象に残る。
今回は「単機能工具」がテーマ。一つの工具を一つの機能に特化させることで、性能を最大限まで引き出したい。幅広く使える工具では、そもそも使わない機能もあり、性能が落ちたらもったいない。その方針で開発した工具を数種類出展した。会場内で加工実演もするので、是非ともブースにお越しください。