コロナ感染対策も万全
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午前10時の開幕を前に、正面ゲート前には多くの来場者が集まり、三密を防ぐために間隔を開けて列を作った。
開場が告げられると、入口に置かれた消毒液で手指の消毒を済ませて入場。入口に設置された、多数の来場者の体温を一斉に測れる検温システムを使い、警備員が来場者の体温に異常がないかを確認した。体温が異常に高い場合は、モニター画面で異常を知らせる仕組み。
担当する警備員は「多くの方が一斉に入場するので気が抜けません」と画面に見入った。
午前10時の開幕を前に、正面ゲート前には多くの来場者が集まり、三密を防ぐために間隔を開けて列を作った。
開場が告げられると、入口に置かれた消毒液で手指の消毒を済ませて入場。入口に設置された、多数の来場者の体温を一斉に測れる検温システムを使い、警備員が来場者の体温に異常がないかを確認した。体温が異常に高い場合は、モニター画面で異常を知らせる仕組み。
担当する警備員は「多くの方が一斉に入場するので気が抜けません」と画面に見入った。
メカトロテックジャパン(MECT)2021が本日、ついに幕を開けた。
開会式には経済産業省製造局産業機械課の安田篤課長や、出展者代表でオークマの家城淳社長がMECTへの期待を語った。
日本工作機械工業会(日工会)会長の稲葉善治ファナック会長は「日本のものづくりの中心地の中部地方で2年ぶりのリアル展が開催される。出展者と来場者の架け橋になるよう工作機械業界を挙げて一緒に盛り上げたい。新しい『ものづくり』と『ことづくり』を提案したい」と今回展への意気込みを話した。
来賓によるテープカットの後に開場。次々と人々が来場し、今回展の活気を感じさせた。
太陽工機(3C14)は、10月15日に発表した円筒研削盤の新製品「CGX25」を展示した。会場ではオプションのワーク交換装置も組み合わせた、 CGX25 はシャフト形状の部品で多いワークの長さ300mmと、工作機械や産業機械などの部品加工でニーズの高い同600、1000mmのワークに対応する3機種をラインアップした。
設置スペースを抑えたのにも関わらず、テーブルや砥(と)石軸の可動範囲を確保し、汎用的に使える。また対話式の研削プログラムを同社で初めて標準搭載した。同社の研削ノウハウを取り入れ、多彩なサイクルパターンと操作を支援する機能を盛り込んだ。操作盤にはタッチパネルを採用して画面上で直接入力でき、より直感的な操作を実現した。
渡辺剛社長は「人手不足や熟練工の引退で、職人技のような円筒研削でも、自動化や作業の簡便化が今後は求められる。オプションのワーク交換装置もローダー式から産業用ロボットを使ったものまで幅広くそろえた。顧客の個別の要望にも応えられる」と話す。
2号館では、各社の出展の設営が佳境を迎えている。会場には木材を加工する音が響き渡る。早くも製品を並べ始めている出展企業もあり、20日の開幕が待ち遠しい様子だった。