会期は無事に終了しました
「メカトロテックジャパン(MECT)2021」は、本日無事に終了いたしました。何かとご不便をおかけする機会もあったと存じますが、ご理解やご協力いただき誠にありがとうございました。今回展の総集編です。また、2年後の2023年に皆さまと再会できるのを楽しみにしております。ご出展やご来場いただき、ありがとうございました。
「メカトロテックジャパン(MECT)2021」は、本日無事に終了いたしました。何かとご不便をおかけする機会もあったと存じますが、ご理解やご協力いただき誠にありがとうございました。今回展の総集編です。また、2年後の2023年に皆さまと再会できるのを楽しみにしております。ご出展やご来場いただき、ありがとうございました。
最終日の会場の様子です。これまでの3日間と違い、親子連れで見学する様子が各所で見られました。
芝浦機械(3A03)は、門形マシニングセンタ(MC)の「MPF-2614FS」や超精密MC「UVM-450D(H)」を出展。また、同社のモノのインターネット(IoT)基盤「machiNet(マシネット)」を使った連携もアピールした。
会場では自動車のヘッドライト部分の金型をサンプルに加工デモをする。MPF-2614FSで粗加工をし、 UVMシリーズで仕上げ加工を施す。その2台がマシネットで連携するイメージで展示している。
NKワークス(3D03)は、米国「Haas Automation(ハース・オートメーション)」製の5軸マシニングセンタ(MC)と、同社の扱う米国製バイス「5thAXIS(フィフスアクシス)」を使い、アルミニウム合金のワークを切削する。担当者は「ツールプリセッターや機上測定用の接触式プローブを標準搭載する同時5軸MCだが、手頃な価格が魅力」とアピールする。
想像以上の人入りで驚いた。久々の展示会で来場者がうれしそうなのが印象に残る。
今回は「単機能工具」がテーマ。一つの工具を一つの機能に特化させることで、性能を最大限まで引き出したい。幅広く使える工具では、そもそも使わない機能もあり、性能が落ちたらもったいない。その方針で開発した工具を数種類出展した。会場内で加工実演もするので、是非ともブースにお越しください。
レニショー(2D20)は、小型MCへのワーク供給から加工前のワークの位置検出、加工後の機上測定、搬出後の工程内計測を一連にしたロボットシステムを展示した。
特に機上測定では、一般的な接触した位置の測定だけでなく、ワークに沿わせて測る「倣い測定」もできる。連続した計測データを取得でき、変位量の推移も簡単に分かる。
多彩な海外製品を並べるNKワークス(3D03)は、家庭用の100V電源で簡単に稼働できる米国製の卓上型5軸加工機「POCKET(ポケット)NC」を目玉に据えた。
主軸がXとY軸方向に、テーブルがA、B、Z軸方向に動き、樹脂やアルミ、チタンなどの幅広いワークの加工ができる。メーカーのウェブサイト上で、Gコードやワークの情報を入力すれば、切削シミュレーションもできる本格的な5軸加工機だ。
「卓上の3軸加工機はこれまでにもあったが、これほど本格的な卓上5軸加工機は珍しい」と担当者は話す。教育機関や試作向けに販売実績がある。
会場では、ブルーワックスと呼ばれる樹脂素材のブロックやアルミをサイコロ形状に加工するデモを披露した。ポケットNCの周りには人だかりができ、驚きの声を上げていた。
DMG森精機(3C21)は「5軸複合化」「自動化」「デジタル化」をテーマに、ロボットシステムの実機や、計測システムのプレゼンテーションなどを見せた。
テーマの一つの「自動化」では、ワークの搬送や着脱を自動化できるロボットシステム2台を披露した。「MATRIS Light(マトリスライト)」は、台車に協働ロボットを搭載したシステムで、手で押して簡単に移動でき、多品種少量生産に向く。
「WH-AGV5」は、独自の無人搬送車(AGV)と安川電機の協働ロボットを組み合わせた、自律走行型のシステムだ。磁気テープやマーカーなしで走行でき、35mmの段差も乗り越えられる。会場では、WH-AGV5が直径27mmの丸パイプをつかんで搬送し、直径28~30mmの連続した3つの穴に丸パイプを入れるデモンストレーションを披露した。「協働ロボットに搭載されたカメラが、エイプリルタグを読み取る。タグを読み取った角度を認識するため、ロボットがどんな姿勢でも高精度な位置決めができる」と説明員は話す。
その他には、同社が主催する優れた切削加工ワークを表彰する「第16回ドリームコンテスト」の受賞作品も展示した。
メカトロテックジャパン(MECT)2021が本日、ついに幕を開けた。
開会式には経済産業省製造局産業機械課の安田篤課長や、出展者代表でオークマの家城淳社長がMECTへの期待を語った。
日本工作機械工業会(日工会)会長の稲葉善治ファナック会長は「日本のものづくりの中心地の中部地方で2年ぶりのリアル展が開催される。出展者と来場者の架け橋になるよう工作機械業界を挙げて一緒に盛り上げたい。新しい『ものづくり』と『ことづくり』を提案したい」と今回展への意気込みを話した。
来賓によるテープカットの後に開場。次々と人々が来場し、今回展の活気を感じさせた。