「二律背反」満たす立形MC/スギノマシン

スギノマシン(3A15)は、今年6月に発売した主軸テーパーBT30番マシニングセンタ(MC)「SELF-CENTER(セルフセンタ) SC-V30a」を提案する。
700mmのX軸ストロークを確保しながらも、機械幅をわずか1440mmに抑えた。多数個取りで高効率な加工ができる他、電気自動車用の大型アルミ部品なども加工できる。「ストロークの長さとコンパクトさという二律背反の要素を満たした」と杉野良暁社長は自信を見せる。早送り速度や加減速を見直して非切削時間も短縮し、生産性も高めた。