CFRP用のレーザ加工機を開発/三菱電機
三菱電機(3B01)は、10月18日に発売した炭素繊維強化プラスチック(CFRP)用レーザ加工機「CVシリーズ」を展示した。発振器と増幅器を同一にした炭酸ガスレーザーの発振器を開発。融解温度の異なる炭素繊維と樹脂に対応するため、波形の動きが激しいパルス波と高出力を両立した。切削加工やウォータージェット加工よりも約6倍の加工速度を誇る。また切れ味が鋭く、加工断面に炭素繊維の飛び出しもない。
清水則之執行役員は「自動車業界では二酸化炭素の排出量削減や電気自動車での採用を前提に、車体の軽量化を求められ、CFRPが注目を浴びる。 CFRP を熱間プレスで加工すると余分な取り代が出る。その2次加工に有効に使える」と胸を張る。