工具やワーク材料の性能評価/内山刃物
4回目のMECT出展となる樹脂用切削工具メーカーの内山刃物(2D12)。今回は試作工具の性能や各種被削材の切削性を検証、評価する「切削性評価サービス」をPRする。2017年に静岡県磐田市に設立した「R &Dセンター」を使い、工具メーカーや素材メーカーの性能評価や加工検証の依頼に応える。
内山文宏社長は「来場者だけではなく、出展者である工具メーカーにも提案できる。顧客からは好評」と語る。
4回目のMECT出展となる樹脂用切削工具メーカーの内山刃物(2D12)。今回は試作工具の性能や各種被削材の切削性を検証、評価する「切削性評価サービス」をPRする。2017年に静岡県磐田市に設立した「R &Dセンター」を使い、工具メーカーや素材メーカーの性能評価や加工検証の依頼に応える。
内山文宏社長は「来場者だけではなく、出展者である工具メーカーにも提案できる。顧客からは好評」と語る。
ホーニング盤メーカーの日進製作所(3D16)はモノのインターネット(IoT)を導入したシステム「サガネ係長のIoT」のPRに躍起だ。
「サガネ係長のIoT」は生産ラインの不稼働要因をリアルタイムで把握し、現場で取り組むカイゼン活動の質と量を高め、生産性を向上できる。現場を管理する係長目線で、業務効率や生産性の改善を支援するシステムだ。
設備のメーカーや新旧を問わず、設備の様々なデータを集めて稼働状況を管理できるのが特徴。昨年の日本国際工作機械見本市(JIMTOFオンライン)で公開したが、今回のMECTでは、来場者に直にアピールした。
担当する奥村大課長は「国内の設備投資需要が本格化する前に、知名度を高めたい」と意気込む。
テクノ21グループ(1A28)は、自作ロボットを使った生産受託サービス「ロボット工場受託サービス」のPRに注力する。自作ロボットの開発からラインの構築、製品の生産までを同社が一手に引き受け、顧客の生産を代行するサービスだ。顧客は製品の生産にかかった工賃だけを支払えばよく、ロボットシステムの導入に伴う初期費用や設置スペースは不要。自社工場にロボットを導入してなくても気軽に自動化を実現できる新しいサービスとして、同社は動画などを交えながら紹介している。
今年9月には、同サービスのモデル工場として鹿児島県霧島市に「鹿児島溝辺工場」を稼働した。上村照樹社長は「『こういうサービスがあるのか』と驚く来場者も多く、反響があった」と話す。
ポートメッセなごやの1号館と2号館、イベント館の間にある屋外休憩所で臨時の無料Wi-Fi(ワイファイ)サービスが利用できる。専用車両の近くに張られたテントの下にはテーブルとイスも用意され、食事や休憩の時間でも、時間や通信料金を気にすることなく、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などが利用できる。
シチズンマシナリー(3D20)は工作機械の状態監視をできる時計型の端末「スマートウォッチ」を参考出展した。モノのインターネット(IoT)でつながり、稼働状況などを表示できる。機械のトラブル時には目立つ表示でトラブルの内容を担当者に直接伝えられ、効率よく対応できる。
柳平茂夫執行役員は「シチズン時計と連携して開発できるわが社ならではの提案。生産現場では即時の情報をその場ですぐ閲覧できることに価値がある。今は各種情報の閲覧のみだが、いずれはスパイ映画『007』のジェームズ・ボンドのように、機械を操作できるようにしたい」と今後の開発に意気込む。