遠隔操作で広がる可能性

コンセプトゾーンのAゾーンでは、製造現場のいたるところに存在する「物流作業」を遠隔操作で自動化します。川崎重工業は、自走ロボットと遠隔操縦技術を組み合わせることで、従来は困難だった多種多様な物流を実現します。

予想以上の引き合い/Cominix

Cominix(2A10)は自社企画の「ニューセンチュリー」シリーズや韓国のYG-1の切削工具、リヒテンシュタインのアルファシスのツールプリセッターなどを出品する。

ブースにはあふれるほど多くの来場者が訪れ、スタッフはうれしい悲鳴を上げている。営業戦略部の安森雅樹部長は「工作機械の受注状況が上向いているためか、周辺機器であるツールプリセッターや切削工具の引き合いも好調だ」と話す。

手軽で使いやすいロボットの魅力

コンセプトゾーンのDでは、手軽で使いやすいロボットを展示します。安川電機製の人協働ロボットと手押し台車の組み合わせは、簡単に教示でき、いつでもどこへでも自在に動かせるため、生産ラインのレイアウト変更に柔軟に対応できます。

「初」のソリッドドリルを「初」披露/京セラ

京セラ(2C16)は、ソリッドドリル「KDA」とソリッドボールエンドミル「2KMB」を出品する。KDAは京セラブランドとしては初のソリッドドリルだ。KDAは昨年12月、2KMBは今年9月に発売し、いずれも展示会に出品するのは初めて。

販売促進部の国分洋輔さんは「今までラインアップになかったソリッドドリルを追加した。総合工具メーカーとのイメージをPRしたい」と話す。

金属粉末を自動で取り替えメンテ簡単に/ソディック

金属3Dプリンターの新製品「LPM325S」

ソディック(3B07)は、10月に受注を始めた金属3次元(D)プリンター「LPM325S」を展示した。 3次元(D)プリンター本体に交換式の金属粉末管理用のユニットを加えた。金属粉末の供給と回収を自動でする装置「MRS」を粉末の素材ごとに用意すれば、異なる素材のワークを製作する際にMRSごと交換するだけで済む。粉末交換の手間を大幅に省ける。

ロボットの今後の可能性を探る

昨日は「ロボット」のセミナーが開かれました。安川電機と三菱電機から講師を招き、産業用ロボットの今後の可能性を探りました。

少量多品種に対応できるロボット/滝澤鉄工所

小川智弘国内営業部長のインタビューと「TR-10W」が稼働する様子

滝澤鉄工所(3B15)は、ロボットシステム「TR-10W」を展示する。ティーチングレスシステム「TR-AIDX(ティーアールエイド)」を搭載しており、ワークの径や高さ、個数などの情報を入力するだけで初心者でも操作できる。また、2次元カメラにより機械とTR-10Wとの位置補正が可能で、再ティーチングが不要なため、ロボット台車の設置から起動にかかる時間を軽減できる。ロボットはファナックの「CRX-10iA/L」を採用。小川智弘国内営業部長は「ティーチングをする必要がないので、少量多品種に対応できる」と話す。

「単機能工具」を訴求/イワタツール岩田昌尚社長

イワタツール(2B04)小間内で実加工をする

想像以上の人入りで驚いた。久々の展示会で来場者がうれしそうなのが印象に残る。

今回は「単機能工具」がテーマ。一つの工具を一つの機能に特化させることで、性能を最大限まで引き出したい。幅広く使える工具では、そもそも使わない機能もあり、性能が落ちたらもったいない。その方針で開発した工具を数種類出展した。会場内で加工実演もするので、是非ともブースにお越しください。

ロボットシステム出すことで…/高松機械工業

ロボットシステムを搭載したCNC旋盤「XT-6」

高松機械工業(3C03)は、ロボットシステムを搭載した6インチチャックのCNC旋盤「XT-6」を出展した。システムはロボットとワークストッカーで構成されており、ロボットはワークの脱着作業の自動化を担う。
 高松宗一郎社長は「単にワークの脱着作業を自動化するだけならローダーを使った方が効率的だが、あえてロボットシステムを出すことで、来場者から『ロボットでこんなことができないか』との相談を受けるきっかけにしたい」と狙いを話す。

会場でアルミをサクサク削る/NKワークス

米国「Haas(ハース)」製の5軸マシニングセンタの魅力を語る担当者

NKワークス(3D03)は、米国「Haas Automation(ハース・オートメーション)」製の5軸マシニングセンタ(MC)と、同社の扱う米国製バイス「5thAXIS(フィフスアクシス)」を使い、アルミニウム合金のワークを切削する。担当者は「ツールプリセッターや機上測定用の接触式プローブを標準搭載する同時5軸MCだが、手頃な価格が魅力」とアピールする。