【新人記者の視点】デッキから見える景色
「MECTはとにかく歩く」と先輩から聞いていたが、想像を超えて歩いている。開催初日の今日は、準備や取材のために2万歩近く歩いた。
今回展は、新1号館が出来てから初めてのMECT。新1号館と2号館、3号館を行き来するには、歩行者デッキを歩く必要がある(来場者の皆さまにはお足労をお掛けします……)。午前10時の開場直後は多くの人でごった返しており、さながら民族大移動のようだった。しかし、誘導員や通路を分けるポールが配置されているわけではない。自然発生的にそうなっていた。実に日本人らしい。すれ違う人々から「次は〇〇を見に行きたい」と話す声がちらほら聞こえるのが主催者側としてはうれしい。
閉会間際にはオレンジがかった空と名港中央大橋の白い橋梁(きょうりょう)、そして海が見えた。疲れた足腰が少し癒された瞬間だった。