切削油の性能を穴開けで競う/三輪鉱油

紫流と水溶性クーラントで、SUS304への穴開け加工の結果を比較する

三輪鉱油(3D71)のブースでは、自社製の切削油「アーチカット アクア 紫流シリーズ」と来場者が持ち込んだ水溶性クーラントで穴開け加工の結果を競う体験型イベント「ドリリング選手権」を開催している。まずはスギノマシン(1A37)の高速穴開け・タッピング加工機「CNCPRO(CNCプロ)」にステンレス鋼(SUS304)のサンプルワークを載せ、タンガロイ(2B26)の超硬ドリルでプール穴を作る。そのプール穴に紫流と来場者が持ち込んだ水溶性クーラントをそれぞれためた後にハイスドリルを使って穴を開け、両者の穴数の違いを比較する。

紫流は水溶性と油性の利点を兼ね備えた切削油で、水で希釈する必要がないにも関わらず、消防法にも該当しないのが特徴。ドリリング選手権はこうした紫流の性能を、他社製のクーラントと比較することで体感できる。

MECT開幕と同時に発売/高松機械工業

2スピンドル2タレットCNC旋盤「XWT-8」

高松機械工業(1B34)はシャフト加工機のプロトタイプを含む4台のCNC旋盤と、1台のロボットシステムを展示している。

見どころの一つは、MECT開幕と同時に販売を開始した8インチチャックの2スピンドル2タレットCNC旋盤の新製品「XWT-8」だ。大量生産から中種中量生産まで、さまざまな加工ニーズに対応できる。視認性の高い21.5インチのタッチパネルの操作盤を採用し、操作性を高めたのが特徴。また、新型の3軸ローダーも搭載し、最短ローディングタイムを従来品10%減の5.5秒に短縮。生産性も高めた。