2日目の様子
2日目の会場の様子です。初日と同様、新第1展示館と第2展示館、第3展示館のいずれも多くの来場者の方にお越しいただきました。
公式メディア3媒体の記者が、
「MECT特派員」として会場から速報します。
本日の「自動化」セミナーは交流センターの3階にある会議ホールで開催します。事前登録で満席となっておりますが、当日キャンセル待ちでの聴講を受け付けております。
・13:00~14:00 川崎重工業「Kawasakiが描く、これからのロボティクス」
・14:20~15:20 ヤマハ発動機「ヤマハ発動機が描く搬送自動化 ~μ to km~」
2日目の10月19日(木)の来場者数は20108人(前回展は15897人)。本日は会期3日目です。開催時間は10:00~17:00です。
ポートメッセなごや周辺の天気は曇りです。午後から雨の可能性があります。足元にはお気を付けください。
ユキワ精工(2D17)の一押し製品はツールホルダー「グリーンG1チャック」だ。同じ工具でも、ツールホルダーを変えるだけで加工びびりが減り、ワーク面の精度が上がり、加工時間が短くなるなど、メリットがいくつもある。酒巻社長は「把握力の強さが本製品の売りだ。多くのユーザーに使ってもらいたい」と語る。
工具に関心のある来場者は、工具だけでなくあわせてブースをのぞいてみてはどうか。
交流センター3階の会議ホールでは、主催者企画のセミナーが始まった。会期初日は自動車をテーマに2本のセミナーを開催。
1本目はトヨタ自動車元町工場の宮部義久工場長が登壇し、「マルチパスウェイを実現するモノづくりの進化」をテーマに講演。
2本目は日産自動車の和田民世理事兼横浜工場工場長が登壇し、「変わらないものから生まれるモノづくりの進化と新領域への挑戦」のテーマで講演した。
業界トップクラスの2社の今後のものづくりの方向性を知ろうと、来場者は熱心に聞き入っていた。
イワタツールは(2C08)はヘリカル穴加工用エンドミルの「ドリミル」を展示する。
底刃を外側に逃がす特徴的な形状とオイルホールの追加で、切削抵抗を大幅に削減。鉄やアルミ、ステンレスなども高速で加工できる。
担当者は「通常のエンドミルの5倍~10倍のスピードで加工ができるので、量産にも対応できる」と語る。
展示会の主目的であり、最も楽しみなのは出展製品だろう。ブースには出展者各社の一押し製品がずらりと並び、担当者が仕様などを丁寧に教えてくれる。先端技術や新製品に、時間を忘れて見入ってしまうこともしばしば。
ただ、楽しみはそれだけじゃない。会場を巡る間、ふと視線を動かせば“有名人”と目が合う。「あ! 大手機械メーカーの○○社長だ」「あそこに□□工業会の常務理事の方が」などなど、業界の大物や重鎮と遭遇できる。新人記者にとってこのような方々と直接お会いできる機会はそうなく、芸能人を見かけたような感動さえ覚える。展示会という場の、貴重な出会いを大切にしたい。
空気圧制御機器メーカーのSMC(3C03)は「次代へのソリューション」を掲げ、省エネルギーや二酸化炭素(CO2)排出削減などの提案に力を入れる。圧縮空気の消費量を最大62%削減できる「エアマネジメントシステム」を展示する他、ブース内に「省エネ相談コーナー」も設置している。
CERATIZIT Japan(セラティジットジャパン、2B07)は超硬丸棒新材種「CT-GS20Y」を、日本向けには「グリーンカーバイド」と銘打つ。「グリーン(緑)」と付くだけで、環境に配慮したものだとわかる。実際に水力発電を使用し、リサイクル原料を使うことで、従来製品比でCO₂排出量を約60%削減した新素材だ。
同社は同じ製品を欧州向けには「upGRADE(アップグレード)」と名付ける。環境配慮だけでなく、製品の質の良さも表すとのこと。確かに日本人としてはアップグレードと聞いただけで環境配慮を連想することは難しい。地域によって売り出し文句が異なるのは、とても興味深い。