煙のない社会を目指して
第1展示館と第3展示館の喫煙所ではフィリップモリスによるiQOSの体験、販売しています。この機会に電子タバコへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?
公式メディア3媒体の記者が、
「MECT特派員」として会場から速報します。
THK(3C04)は搬送ロボットシステム「SIGNAS(シグナス)」を出品。
サインポストと呼ばれる目印を内蔵カメラで認識しながら移動する独自の誘導方式を採用。一般的な無人搬送車(AGV)とは異なり、磁気テープの設置が必要ない。また、荷物を載せて運ぶ積載タイプと、引いて運ぶけん引タイプの2種類があり、段差やスロープなどがあっても使用できる。
担当者は「AGVや自律走行型搬送ロボット(AMR)を使った搬送の自動化は幅広い業界でトレンドになりつつある。今後、さらにシグナスの引き合いも増えていくだろう」と語る。
第3展示館のコンセプトゾーンで展示されている一品。撮影を試みるが、あまりに平坦、かつ大きすぎてカメラのピントが合わない。最終的に、ワークの端の境界でピントを合わせた。
フルカワセラミックス(新潟県阿賀野市、古川幸作社長)が岡本工作機械製作所(1D08)の研削盤で加工した。平面度は0.0018mm、つまり2μm未満。86点の計測ポイントにおいて、最も高い山と最も低い谷の高低差を示す数値だ。
「研削加工は、言わば砥石(といし)で表面を砕いて加工する方式。この加工法で2μmに満たない平面度を出すのは難しい。わが社では量産に対応するため、誰でも加工できるようノウハウにまで落とし込んでいる」と古川社長は強調する。
オーストラリアに本社を置く工具研削盤メーカーのANCAの日本法人、ANCA Machine Tools Japan(アンカ・マシンツールズ・ジャパン、1C05)はソリッド工具の製造工程を自動化する統合生産システム「AIMS」を国内初披露した。
AIMSはソリッド工具用のパレットを搬送する自律走行型の無人搬送車「AUTOFETCH(オートフェッチ)」などで構成され、工具の研削から測定までの一連の工程を工程間搬送も含めて無人化できるのが特徴だ。日本法人の板倉秀明社長は「工具製造に関わる自動化ソリューションをワンストップで提供できるのが最大の強み。来場者からも『工具製造でもここまで自動化できるのか』と大きな反響があった」と手応えを語る。
各展示館に設置しているメディア情報コーナーでは、今回展の公式媒体「MECT2023公式ガイドブック」をはじめとした、MECT2023の展示内容を紹介する媒体を無料で配布しています。
MECT2023公式ガイドブックは、各出展企業の展示製品に関する情報を網羅しています。会場を回る際のお供として、ぜひお手に取ってみてください。
山田製作所(3S08)は、ミクロン単位の研削加工をしたワークを展示して加工技術の高さをアピールする。加工したワークのレイアウトにも力を入れており、山田英登社長は「ただワークを置くだけでなく、より目立たせるような配置にした。シックにまとめたブース全体のデザインにも注目してほしい」と語る。
また、同社は社員の7割が女性なこともあり、女性向けの会社紹介パンフレットを会場で配布するなど女性が活躍できる場であることもPRする。
新第1展示館は、最寄り駅であるあおなみ線金城ふ頭駅から直通の連絡通路があり、改札を抜ければすぐに到着する。通路には屋根があるため、日差しにさらされることなく通ることができるのもうれしいポイントだ。
村田機械(1B08)は多品種少量生産の自動化に力を発揮するガントリーローダー「FLEX EZ LOADER LOPROSS(フレックス・イージー・ローダー・ロプロス)」向けの新機能として、2Dカメラを使用したワーク位置検出システムを参考出展している。
ワーク位置検出システムとは、2Dカメラで撮影したワークの画像データと事前に登録したワーク形状のマスターデータを照合し、ローダー側にワークの位置や中心座標を教示する機能。担当者は「複数の異なる径のワークを取り扱う場合でも、ティーチング(動作を覚えさせる作業)することなく自動化ができる」と話す。
Mujin(ムジン、3D01)は、「通い箱仕分けロボット」を展示会に初出品した。教示なしで種類の異なる通い箱を1つのパレットに混載できるのが大きな特徴。それぞれの通い箱の形状が違っていても対応する。
ブースでは、大型のロボットが種類の異なる通い箱を1つのパレットに積み付け、荷降ろしする様子を実際に見ることができる。