会期は無事に終了しました
「メカトロテックジャパン(MECT)2021」は、本日無事に終了いたしました。何かとご不便をおかけする機会もあったと存じますが、ご理解やご協力いただき誠にありがとうございました。今回展の総集編です。また、2年後の2023年に皆さまと再会できるのを楽しみにしております。ご出展やご来場いただき、ありがとうございました。
「メカトロテックジャパン(MECT)2021」は、本日無事に終了いたしました。何かとご不便をおかけする機会もあったと存じますが、ご理解やご協力いただき誠にありがとうございました。今回展の総集編です。また、2年後の2023年に皆さまと再会できるのを楽しみにしております。ご出展やご来場いただき、ありがとうございました。
来場者インタビューです。国内2年ぶりのリアル展示会の楽しさなどを伺いました。
最終日の会場の様子です。これまでの3日間と違い、親子連れで見学する様子が各所で見られました。
CKD(1B18)の販売促進部の後藤未侑さんは、重量物の搬送の負荷を軽減する「パワフルアーム」をPRする。20kgの荷物をサンプルに、アームを手で押し引きして操作する体験ができる。
「土曜日は家族連れの来場者が多く、女性や子どもも多い。重いものを軽く持ち上げる体験をしてもらいたい」と後藤さん。
帝国チャック(1C67)は、新製品の「クイックジョウチェンジ」と「クイックストッパーチェンジ」を出品する。ジョー(爪)などのチャック部品を、作業工具を使わず手だけで脱着できる。いずれも展示会に出品するのは初めて。
大平義知企画室長は「ロボット化や自動化はユーザーにとってもハードルが高い。まずは省力化を提案したい」を語る。
ダイセイ(1A08)は、不二越の協働ロボットを組み込んだ自動計測システムの試作機を出品する。ロボットで穴にゲージを挿入して検査する。高江泰三製品開発本部長は「多くの来場者にニーズを聞き取りでき、製品化に向けた開発方針が間違っていないことを再確認できた」と言う。
※この記事の再編集版は公式メディア「robot digest」にも掲載予定
コスメック(1D18)は、新製品の「エアノンリークカプラ」と「ハイパワークランプ」を組み合わせ、24時間エア圧を保持するクランプシステムを出品する。
油圧で保持するのに比べ消費電力が小さく、設備のコストも低い。「油圧ではなくエアでできることに驚かれる来場者も多い」と北村知雄企画・広報室グループリーダーは話す。
柳瀬(1D55)は、同社が代理店を務めるオーストリアのファーロボティクスのロボット用研磨ユニットを展示した。通常、ロボットで研磨する際は、ティーチングで多数の通過点を細かく設定する必要があるが、ファーロボティクスの研磨ユニットはワークに倣って最大35mm~98mm伸縮する。そのため細かい位置合わせが不要で、ティーチングの手間を大幅に軽減できる。
押し付け力も精密に自動調整でき、押し付け力を高めることもできる。会場では、ロボット本体では約11.7N(1.2kgf)で押し付けている圧力を、研磨ユニットで49N(5.0kgf)に合わせるデモを披露した。「MECT2021で初披露した製品で、引き合いも多く大きな反響があった」(製品担当者)。
芝浦機械(3A03)は、門形マシニングセンタ(MC)の「MPF-2614FS」や超精密MC「UVM-450D(H)」を出展。また、同社のモノのインターネット(IoT)基盤「machiNet(マシネット)」を使った連携もアピールした。
会場では自動車のヘッドライト部分の金型をサンプルに加工デモをする。MPF-2614FSで粗加工をし、 UVMシリーズで仕上げ加工を施す。その2台がマシネットで連携するイメージで展示している。
MECTを通じて、確実に言えることがある。「ロボットはかわいい」ということである。
産業用ロボットはオペレーターの指示で動く。指示通りにキビキビ動いている様子が何とも健気でかわいらしい。
上画像のロボットは、2台が力を合わせてケーブルを端子に差し込もうとするところだ。1台動くだけでかわいらしいのに、2台が力を合わせるのだ。これはもはやかわいさの大爆発と言えよう。
1号館の特設展示「コンセプトゾーン」では、富士スピードウェイのコースに沿ってロボットがシールを貼り付ける実演をする。シールをきれいに貼り終えたロボットに視線を移すと、心なしかドヤ顔をしているように見える。対照的に、シールの貼り付けに失敗したロボットはぼうぜんとした表情に見える。
ロボットが感情を持っているとは考えにくいが、「もしかしたら…」と思わされるような瞬間が時々ある。これからもロボットのいろいろな表情を見つけていきたいと思う。