潜り込める7軸ロボットでねじ検査/サンゲン
FA機器を扱う技術商社のサンゲン(3B33)は、自社が代理店を務める2製品、米国NewVista(ニュービスタ)製ねじ検査ユニットと、デンマークKassow Robots(カッソーロボット)の7軸ロボットを組み合わせて展示する。「上でねじ穴の検査をした後、ロボットアームが下に潜り込んでツールを交換するため、省スペース。この動作は7軸構造のカッソーならでは」と営業部長の土岡直樹執行役員は話す。
公式メディア3媒体の記者が、
「MECT特派員」として会場から速報します。
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FA機器を扱う技術商社のサンゲン(3B33)は、自社が代理店を務める2製品、米国NewVista(ニュービスタ)製ねじ検査ユニットと、デンマークKassow Robots(カッソーロボット)の7軸ロボットを組み合わせて展示する。「上でねじ穴の検査をした後、ロボットアームが下に潜り込んでツールを交換するため、省スペース。この動作は7軸構造のカッソーならでは」と営業部長の土岡直樹執行役員は話す。
富永工作所(3S03)は、卓上面取り機「エコスカット 300 SUS・F」を展示している。ワークを固定し刃物を動かして面取りをするため、ワークに擦り傷が付かない。
担当者は「高速回転で、バリを効率よく確実に除去できるのが強み。市販のエンドミルを使えるため、工具を変えればステンレスやアルミなども加工できる」と話す。ワークを持ち込めば、会場で面取りを試せるという。
3号館の特設会場で実施する主催者企画展示ゾーン(コンセプトゾーン)では、「驚きのスゴ技」をテーマに、アクリル素材の微細加工やファインセラミックスの研削加工、複雑な5軸加工といった高い加工技術を紹介している。
コンセプトゾーンでは、それぞれの技術を生かしたサンプルワークだけでなく、工作機械を巧みに使い、実際にワークを加工する様子も見ることができる。“門外不出”の加工技術の一端を体感しよう。
シナノケンシ(3D31)は、同社のロボットハンド全機種に搭載する「オートグリップ」機能をPRする。硬さや大きさ、形状が異なる複数の対象物をつぶさずにうまくつかめる。
「モーター制御技術を生かした機能で、カメラやセンサーは不要。対象物ごとの細かい設定が要らず手間が省けると好評」と担当者は話す。
北川鉄工所(3C05)は、ロボットを使った自動ジョー交換システムなどを展示。
担当者は「ジョーのTナットは新製品の『BR-AJC-M』を使っている。ジョーの位置決めがしやすく、手動の交換でも段取り替えの手間を削減する」と語る。同社のチャック「BRシリーズ」「BRTシリーズ」のTナットを交換するだけで使えるようになる。
三菱電機(1D14)は、アンケート回答者にノベルティーとして多機能USBケーブルを配布する。USBタイプA、USBタイプC、microUSB&iPhone兼用の3種類の端子に対応。仕事や出張時にこれを1本持っていれば、スマートフォンやタブレットをパソコンとつないで充電したり、写真などのデータを転送したりできる。付属のカラビナでバッグにつけておけば、持ち忘れの心配も不要だ。
NTKカッティングツールズ(2D02)は振動切削や揺動切削専用の「TMVブレーカ」を展示している。
切りくずの処理性を高める刃先形状が特徴で、振動切削や揺動切削で発生する工具の欠損を抑制し、長寿命化を実現する。
担当者は「TMVブレーカは切りくずの処理性が高く、工具の欠損を抑制できる」と語る。
丸一切削工具(2D21)は、ノベルティーとして粘着クリーナー(コロコロ)を配布する。コロコロといえば一枚ずつ粘着シートを剝がして使用するタイプが一般的だが、このコロコロは水洗いで繰り返し使うことができ、ゴミもでない。携帯も便利なコンパクトなサイズ感で、いつでも気軽にスーツについたホコリを取ることができるサステナブルなコロコロだ。
作業用ゴム手袋メーカーの東和コーポレーション(3D82)は、ロボットハンドに装着する「ROBO Glove(ロボグローブ)」をアピールする。切削油が付着したワークも滑らずに把持できる。指だけに装着するタイプも参考出品しており、「来場者の反応はとても良い」と長瀬直樹ロボグローブ推進室長は言う。
モリマシナリー(3B44)はツールストッカーの「ツールソムリエ」に、切削工具の刃先を撮像する「ツールコラージュ」やツールの出し入れを自動化するロボットシステムを組み合わせた新仕様を出展した。MECT2023で初公開したプロトタイプの人工知能(AI)を搭載しており、刃先の画像を解析し刃先の欠けや摩耗の度合いを診断する。