中小企業支援ブースで技術披露②
周辺機器でサポート
周辺機器で生産性を高める提案をする企業もある。アクセル・テクノリサーチ(愛知県豊山町、井上春夫社長、1S02、写真)は、2014年に「ものづくり補助金」の採択を受け、独自のアクチュエーター「ボールピニオン」を開発した。転動溝付きガイドレールの採用で、従来の製品に比べて高速で高精度、長寿命、ロングストロークの加工を実現できる。各種産業用機械装置や設備の高速、大型化をサポートする。
工作機械の歯車装置などを製造する庄司歯車エンジニアリング(神奈川県藤沢市、庄司浩和社長、1S06 )は、再開発した平歯歯車機構で自己保持機能を実現。回転動作を止めた位置で荷重を固定できる。会場では軽量コンパクトなインライン減速機構を利用した①軽量コンパクトウインチ②ラックを使用してセルフロックできるリニアラックジャッキ③インラインタイプの減速機――などが展示される。
デジタルゲージを素早くセットアップできる測定スタンドを提案するのは、福井市のFK(福井市大島町、山本智司社長、1S07)だ。ダイヤルゲージ用スタンド「AP-1 JOUZU」は使いやすさを重視し、素早いロックと解除が可能だ。また「AP-2 JOUZU」は機械保全や組み立てなど、さまざまな作業に対応。関節部を増やしたことで可動部の自由度を広げ、同時に各関節の保持力を高めた。
過酷環境での高精度な角度位置決めを実現するのは、テクノロジーリンク(東京都豊島区、富田国康社長、1S08)が取り扱うイタリアのLikaエレクトロニクス社の高性能ロータリーとリニアエンコーダーだ。オイルミストや水浸用途などの過酷環境で高精度フィードバック制御ができる各種インクリメンタルとアブソリュートエンコーダーを展示する。
【10月20日, 15時00分30秒 】