MECT特派員

【IoT、AI】いつでもどこでも誰とでも、やれることはやっておく

西山清隆社長は「あらゆるネットワーク化を引き受けたい」と話す。

旧式の機械や装置をモノのインターネット(IoT)に対応させる「ソフィックスキャンΩ(オメガ)アイ」が好評のソフィックス(1A12)は、さらにネットワークのプラットフォーム(基盤)に関わらず『いつでもどこでも誰とでも』つなぐことができるサービス「Σ(シグマ)テクノロジー」を打ち出す。西山清隆社長は「旧式の機械や装置と同様、社内ネットワークもない古い工場は多い。あらゆるネットワーク化を引き受けたい」と話す。

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村田機械がイメチェン狙う

対向2主軸ターニングセンタ「MT200」を提案した

 村田機械(3C16)は、対向2主軸ターニングセンタ「MT200」や、シャフト加工用NC旋盤「ML400」などを来場者に提案した。同社は自動車部品の量産加工に力を発揮する平行2主軸旋盤「MWシリーズ」で知られるが、今回は小型タイプの「MW35」の展示だけに絞った。工作機械事業部長の今木圭一郎取締役は「自動車部品の生産方式が将来的に変わると見据えて、今回の展示機を選定した。『村田機械=MWシリーズ』のイメージが強いが、それだけではないということをアピールしたい」と語る。

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【出展者の声】初日から大勢の来場者 ヤマザキマザック(3A02)

「初日から大勢の人」と語る中西正純常務執行役員

「初日から大勢の人が来ている。商談も思った以上に多い」––。ヤマザキマザック(3A02)で営業本部長を務める中西正純常務執行役員は、MECTの手応えをこう語る。今回は省人化や自動化の提案に力を入れている。「QUICK TURN(クイックターン)シリーズ」専用の自動化システム「TAシリーズ」など、中小企業向けの使いやすい自動化システムを展示している。

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【出展者の声】高精度でも自動化を 三井精機工業(3B05)

実際に加工に携わる方が多く来場する中部の展示会で、金型メーカーや部品加工メーカーに、高精度な工作機械でも高能率や自動化をアピールしたい。 マシニングセンタ(MC)のような使い勝手のジグ研削盤「J350G」や、5軸MC「Vertex(バーテックス)55Ⅲ」を展示する。特にジグ研削盤は人手による調整作業に精度が依存されるが、熟練技能者の不足は現場の喫緊の課題だ。これなら職人技に頼らず高精度加工ができる(三井精機工業の加藤欣一社長)

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【出展者の声】自動化の機は熟した オークマ(3D01)

長年MECTに来ているが、だんだん盛大になり今や一大ショーになった。今回のMECTは昨年の日本国際工作機械見本市(JIMTOF)の時よりも、自動化やデジタル化に対する顧客のニーズが高まっている。当社は従来から自動化やデジタル化への提案をしており、いよいよ機は熟したと感じる。中部地方の部品加工メーカーにアピールする大きなチャンス(オークマの花木義麿会長)。