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【工具】難削材の溝入れに新提案

チタン加工用の溝入れインサート「システム224」

 ドイツの溝入れ工具メーカー、ホーン(2B16)は先月ドイツで開催された「EMOハノーバー」で発表した新製品を紹介する。特に注目はチタン加工用のインサート「システム224」だ。航空機のジェットエンジン部品や医療用ボーンスクリューの加工に向く。チタン以外の耐熱合金の加工にも使えるという。日本での総代理店であるIZUSHIの永岡衛HORNプロダクトマネージャーは「インサートのクランプ方式など独自技術で圧倒的なクランプ剛性を実現している」と自信を見せる。

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【出展者ワークショップ】高トルクの横形MCなど紹介 倉敷機械

自社製品の特徴を参加者に紹介した

倉敷機械(3C01)は会期2日目、「難削材の深彫り加工機が進化する」と題したワークショップを開いた。横形マシニングセンタ「KZM-14R」やガンドリルマシンの「KGDシリーズ」「KGMシリーズ」の特徴を紹介した。

KZM-14Rには高トルクな主軸を搭載しており、金型の深穴加工や深彫り加工だけではなく、荒加工から仕上げ加工まで1台で対応できる。同社の小間にも実機を展示している。

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【工具】ステンレスをドライで

超硬ソリッドエンドミル「ティノックス」ステンレス用

エムーゲ・フランケン(2A21)は超硬ソリッドエンドミル「ティノックス」のステンレス用をリリースした。これまでニッケル基耐熱合金やチタン合金向けだけだった。SUS304などのステンレスを例えば0.16mmの浅切り込み、毎分100mの高送りでドライカットができる。ウェットとドライで切りくずも変わらない品質で加工できるという。ティノックスの対応材料の幅を広げる。