MECT特派員

【出展者の声】高精度でも自動化を 三井精機工業(3B05)

実際に加工に携わる方が多く来場する中部の展示会で、金型メーカーや部品加工メーカーに、高精度な工作機械でも高能率や自動化をアピールしたい。 マシニングセンタ(MC)のような使い勝手のジグ研削盤「J350G」や、5軸MC「Vertex(バーテックス)55Ⅲ」を展示する。特にジグ研削盤は人手による調整作業に精度が依存されるが、熟練技能者の不足は現場の喫緊の課題だ。これなら職人技に頼らず高精度加工ができる(三井精機工業の加藤欣一社長)

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見たことのないロボット活用をCZで

メカトロテックジャパン2019 10月23日 コンセプトゾーン

1号館には主催者企画のコンセプトゾーン(CZ)に来場者が集まる。CZの盛り上がりから、今回のテーマ「ロボット」への関心の高さが分かる。

AからDの4つのゾーンに分かれ、Aゾーンは「ロボット切削で広がる可能性」、Bゾーンは「軽くて小さいロボットはこう使う」、Cゾーンは「重筋作業を肩代わりする」、Dゾーンは「小型部品を一緒に器用に組み立てる」をテーマに実演。

産業用ロボットの新しい活用方法を提案する。

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【出展者の声】自動化の機は熟した オークマ(3D01)

長年MECTに来ているが、だんだん盛大になり今や一大ショーになった。今回のMECTは昨年の日本国際工作機械見本市(JIMTOF)の時よりも、自動化やデジタル化に対する顧客のニーズが高まっている。当社は従来から自動化やデジタル化への提案をしており、いよいよ機は熟したと感じる。中部地方の部品加工メーカーにアピールする大きなチャンス(オークマの花木義麿会長)。

三菱電機製NCならロボットまで制御できる

三菱電機の展示システム

三菱電機(3A01)は、NC装置からロボットの動作プログラムを入力でき、制御できる技術を披露した。「ダイレクト・ロボット・コントロール」という機能で、NC装置「M800/M80」で使用できる。 「ロボットと工作機械、双方の所要時間を一つの画面で確認できるため、タクトタイムを確認しやすいと好評」と担当説明員は話す。

 

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【MECT先どり】日研工作所 製品を色分けして展示

日研工作所(1B52)は段取りや加工の自動化、省人化を提案する。出展製品を「工程集約を実現しよう!」「段取り時間・人時間を縮めよう!」「作業トラブルを完全に無くそう!」「やっぱりサイクルタイムを最小化!」の4つのテーマに分け、製品の前に色分けした小さなパネルを置くことで、一目で製品の特徴が分かる。

中でも一押しの製品は、CNC円テーブルの最上位機種「DUE-Table」(デュエット)だ。ロータリーエンコーダーを2つ搭載し、トラブルの予知や予防を可能にした。

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【MECT先どり】コスメック 保持機器で自動化

コスメック(1D09)は「自動化」を大きなテーマに、油圧式や空圧式のクランプ機器をロボットで交換するシステムなどを展示する。小間に置くロボットは合計3台。

展示担当者は「自動車産業を中心に、中部の自動化ニーズは高い。工作機器でも『こんな自動化ができますよ』と提案し、来場者のヒントになれば」と意気込む。

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会場速報予告【ロボット・自動化】

会期中に公式メディア編集部が会場で見つけた新製品や技術などを紹介する。

今回展では、多くの企業でロボットによる自動化提案が見られそう。多関節ロボットや無人搬送車などの最新の取り組みを掲載する。