事務局

「ロボット」セミナー開催しました

メカトロテックジャパン 2019 10月25日 「ロボット」セミナー

本日は「ロボット」をテーマにしたセミナーを開催しました。

集中して聞き入る聴講者の様子からロボットの関心の高さがうかがえました。

MECT特派員

自動化ロボの「高くて買えない」をなくす

メカトロテックジャパン 2019 10月25日 NaITO

NaITO(2A13)の小間では、中国ロボットメーカーの協働ロボット「AUBO(オーボ)-iシリーズ」が展示される。

同ロボットは、他社製の同じ可搬重量のロボットに比べ2~3割ほど安いのが特徴だ。今回展では、ウェブカメラを使った安価な画像処理システムと組み合わせる。 「単純な作業を繰り返すには十分な機能を持つ。ロボットの導入を検討する時に、高価を理由にあきらめる企業が多い。そうした『高くて買えない』を解消したい」と担当者は話す。

MECT特派員

【活躍する女性説明員】お客さまに合わせた説明を

ダイドー(1B32)ブースで製品を展示するナブテスコのクハジョバー・エバさんは、チェコ出身で来日8年目。日本語を流ちょうに話し、自身が開発に携わった無人搬送車(AGV)「RVW」シリーズの説明をする。RVWシリーズは前後左右に平行移動するメカナムホイールを搭載しており、「学生なら動きの面白さを、AGVを検討するお客さまなら性能を、お客さまに合わせて説明している」と話す。

MECT特派員

【活躍する女性説明員】誰にでも伝わるように アクア・ジェイ

ジェイピーシー(1A51)と共同出展するアクア・ジェイの営業技術部の木下唯さんは、ロボット搬送機の説明をする。ラグビー日本代表の衣装でボールを運ぶロボットに多くの来場者が足を止める。「どんな方も理解できるように、専門用語を使わず簡単な言葉で説明することを心がける」と笑顔で話す。

MECT特派員

「3次元測定機+ロボ」で東京精密が省力化を提案

3次元測定機とロボットを組み合わせた

 東京精密(2D16)は3次元測定機と産業用ロボットの組み合わせを提案する。耐環境性が非常に高く現場で使いやすいカールツァイス製「DuraMax(デュラマックス)HTG」と川崎重工業の協働ロボットの組み合わせや、高精度3次元座標測定機「XYZAX AXCEL(ザイザックスアクセル)」とファナックのロボットによる自動測定システムなどを展示する。

MECT特派員

ワークの着座不良を防止、メトロール

メトロールはロボットローディング時の着座不良対策を提案

メトロール(2C13)の小間には、ロボットを使った工作機械へのワークローディングをイメージした展示がある。高精度な「エアマイクロセンサ」で、ワークとジグの間に切りくずをかみ込むことによるワークの着座不良を検出する。着座不良の場合はロボットがエアブローで切りくずを吹き飛ばす。

FUJI、工作機械だけでなくロボットにも注目集まる

「CSD300-2」と組み合わせて展示した産業用ロボット「SW-H1」

FUJI(3C04)の展示の目玉はもちろん工作機械だが、正面2スピンドル旋盤「CSD300-2」と組み合わせて展示した参考出展の産業用ロボット「Smart Wing(スマートウィング)H1」も注目を集める。可搬質量10kgのスカラ型で、来春に発売予定。

MECT特派員

【出展者の声】自動化システムでの使い方を提案 メトロール(2C13)

自動化システムでの使い方を提案する 松橋卓司社長

対象物との距離を高精度に判別できるわが社の「エアマイクロセンサ」は、自動化との相性が非常に良い製品。単純な繰り返し作業はやがて全て自動化されると考えているので、展示でも自動化を意識し、ロボットなどと組み合わせた。ワークの自動ローディング時の着座不良などさまざまな用途に使えることを知ってもらえれば(メトロールの松橋卓司社長)。

MECT特派員

多種多様なAGVや、AGV要素部品がダイドーの小間に

ファナックの協働ロボット を搭載した日立プラントメカニクスのAGV

 会期初日の記事で、ダイドー(1B32)の小間で多くの産業用ロボットが見られると伝えたが、産ロボだけでなく無人搬送車(AGV)の展示も多い。シャープ、ダイヘンのAGVや、ロボットアームを搭載した日立プラントメカニクス製AGVなどが展示される。ナブテスコの全方向移動可能なAGV用車輪や、ニッセイや富士変速機のAGV用減速機付きモーターなど、要素部品の展示も豊富。

MECT特派員

工作機器の技術を生かす、三共製作所の自動バリ取りシステム

工作機器の技術を生かした三共製作所のバリ取りシステム

 三共製作所(1B07)は、ロボットの先端にバリ取り工具を付けた自動バリ取りシステムを展示する。ロボット側に水平スライド軸を設け、ワークは円テーブルに固定することで、アームが短い小型ロボットでもさまざまな方向からバリ取りができる。円テーブルなどの自社技術を生かした。